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学校の大問題

石川一郎:著者

予測不可能な時代の学校選びとは

コロナ禍による臨時休校で、これまで顕在化しなかった学校の問題がみえてきた。教育現場に突きつけられたのは、「未知なる状況にも対応できる」という、新学習指導要領の精神が求めるものである。日本の教育は変わることができるのか。教育関係者や保護者が知っておくべき「教育リスク」を明らかにするとともに、いかに対応していくべきか。民間の教育機関やICTの専門家による助言をまじえながら論じていく。

第1章 コロナ禍で露呈した自律できない学校の問題
第2章 未来の教育を予感させる学校――休校対応の差から考える
第3章 入試問題の変化と学習評価の構造――ブルームタキソノミーと評価
第4章 探究と評価の折り合いをつけるマインドとは 対談 矢萩邦彦
第5章 学校における探究型の学びとPBL――ブルームタキソノミーの活用
第6章 ICTと学校をつなぐためには 対談 田中康平
第7章 いかにICTリテラシーを身につけるか ブルーム・タキソノミーの新解釈
終章 これからの教育でおさえておくべきこと

教育改革を本格的に推し進めようとする一方、コロナ禍による臨時休校でこれまで顕在化しなかった教育現場の問題点がみえてきた。教師はどんな問題を抱えているのか。これからの時代に必要な学力は学校で身につくのか。学校は安全、安心なのか。子どもを持っている親なら知っておかなければならない教育リスクを明らかにするとともに、それにどう対応するべきなのか。学校と民間、それぞれを行き来しながらミドルアウトに活動を続ける現場主義の教育者からの提言。

定価:990円(本体900円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2020年11月6日(金)
  • ISBN:978-4-8156-0801-9
  • サイズ:新書
  • ページ数:272
  • 付録:-

著者紹介

著者・石川一郎

「聖ドミニコ学園」カリキュラムマネージャー、経済産業省「未来の教室」教育コーチ(2019年度)、知窓学舎カリキュラムマネージャー、「アサンプション国際小・中・高等学校」教育監修顧問。「21世紀型教育機構」理事。1962年東京都出身、暁星学園に小学校4年生から9年間学び、85年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執る。前かえつ有明中・高等学校校長。「21世紀型教育」を研究、教師の研究組織「21世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた。著書に『2020年の大学入試問題』(講談社)、『2020年からの教師問題』(ベストセラーズ)、『2020年からの新しい学力』(当社刊)。矢萩邦彦氏との共著に『先生、この「問題」教えられますか?』(洋泉社)がある。

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