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60歳からは勉強するのをやめなさい

和田秀樹:著者

だって賢くならないんだから

60歳からは「知識を増やす勤勉さ」よりも
「知識を生かす遊び心」が大事!

高齢者医療の第一人者であり、受験の神様としても知られる著者による「人生後半生を生き抜く知的生活の新習慣!」

これまでの勉強には「新しい知識を注入し、知識の貯蔵量を増やす」という固定観念があった。
中高年になれば、学生時代に身につけた基礎学力と、社会人になってから蓄積した知識や経験は、膨大な量になる。だが知識を偏重するあまり、使いこなせていない人が多いのも現実。
新時代を迎えるいま、中高年には知識習得型の勉強ではなく、その豊富なリソースを活用して、いかに人生に役立てるかが大事になる。
知識依存から脱却し、思考をアウトプットできる人になる新習慣のすすめ。

はじめに――「知の巨人」が語った「中高年以降は勉強するな」の真意

序 章「60歳からは勉強するのをやめなさい」
・老年期を豊かにする力は、すでにあなたの中にある
・自分の強みや取柄を手がかりに人生の可能性を広げる
・自分の強みを最大限生かす生き方の好例
・アウトプットこそ中高年に本当に必要な生き方
・AI時代は柔軟な思考力のある人が生きやすい
・60歳からは「強いて勉める学び」から「ラクして楽しい学び」へ

第1章 60歳からは無理なインプットより、ラクして楽しいアウトプット
・「ものを知る」だけでは、頭はよくならない
・正しいとされる知識・学説はつねに書き換えられるもの
・「ああ、そうだったのか!」で納得していませんか?
・知識を使い、知識を疑うことで、頭はよくなる
・世界的に評価される、かつての基礎学力重視型教育
・知識偏重の大学がつくり出す「考え不精人間」
・知識は「使用」するためにある
・「勉強するとバカになる」の真意
・自分で考える習慣を奪う属人思考の罠
・「人をバカにするバカな人たち」に欠けるもの
・『ドラえもん』に学ぶ知識にとらわれすぎない自由な発想……など

第2章 60歳からは気分よく賢くなる! ラクして楽しい「らくらく学習」
・人生100年時代に必要になる脱・知識偏重
・何をはじめるにも「やり方」が大事
・努力しているのにうまくいかないのは、やり方が違うから
・つまらないことはしなくていい――スルーの法則①
・面倒なことはしなくていい――スルーの法則②
・自己分析を怠らない――スルーの法則・補足事項
・他人のやり方を真似する――スキップの法則①
・詳しい人に話を聞く――スキップの法則②
・実践こそ勉強――試行・実験精神①
・続かないときこそ試行・実験の連続―― 試行・実験精神②
・自分のリソースを最大限に活用――らくらく学習のコツ①
・師匠をもつ――らくらく学習のコツ②
・ロールモデルを意識する――らくらく学習のコツ③
・「とりあえず検索」のクセをつける――らくらく学習の流儀①
・成功こそ分析して再現性を高める――らくらく学習の流儀②……など

第3章 人生後半を豊かにする! 自由で柔軟な「のびのび思考」
・中高年こそ自由で柔軟な「のびのび思考」を習慣にする
・日常は思考のきっかけに満ちている
・AI時代に必要なのは問題解決能力より問題発見能力!
・「こんなのあったらいいな」と思うことから始まる
・のび太とドラえもん、AI時代に成功するのはどっち?
・脱・男性社会的発想で成功したアート引越センター
・唯一不変の答えを求めない――思考の幅を広げるコツ①
・異論・反論・極論に多く接する―― 思考の幅を広げるコツ②
・疑って観察する習慣をつける――思考の幅を広げるコツ③
・イメージではなく数字でものを考える――思考の幅を広げるコツ④
・思考の変節、モデルチェンジをしていい―― 思考の幅を広げるコツ⑤
・自分とは異なる視点の本を読む――思考の幅を広げるコツ⑥
・比較読みで信頼性の高い著者を見出す――思考の幅を広げるコツ⑦
・スキーマに依存しない――思考を歪めるクセを知る①……など

第4章 人生後半の世界が広がる! 人とつながる「アウトプット術」
・人生100年時代に従来型の「独学」はいらない
・リハーサルには時間をかける│ アウトプット実践のヒント①
・「うまく話さなければ」の強迫観念を捨てる――アウトプット実践のヒント②
・自分は門外漢だからとしり込みしない――アウトプット実践のヒント③
・難しいことを平易な言葉で語る――アウトプット実践のヒント④
・何を伝えたいのか、必ず論点を整理する――アウトプット実践のヒント⑤
・日本語表現力こそ大人の教養――アウトプット実践のヒント⑥
・相手のリアクションは格好のバロメーター――アウトプット実践のヒント⑦
・上から目線で蘊蓄を垂れるのをやめる……など

第5章 60歳から脳が若返る! 前頭葉が喜ぶ「ときめき習慣」
・人生100年時代と脳の老化
・前頭葉は萎縮しやすい!
・クローズアップ前頭葉! 対策を取らなければ老化は進む
・前頭葉の老化と意欲減退のスパイラル
・男性の意欲減退はホルモンも関係する
・前頭葉を老化させる「敵」はルーティン――中高年の前頭葉を守る①
・欲望に正直に生きる――中高年の前頭葉を守る②
・思考・感情の切り替えスイッチを鍛える―― 中高年の前頭葉を守る③
・試行力全開の生き方を目指す――中高年の前頭葉を守る④
・思考の柔軟性を高めて感情をコントロール――感情の老化を防ぐ①
・EQについて考える――感情の老化を防ぐ②
・落ち込んでも自分を責めない―― 感情の老化を防ぐ③
・本音をさらけ出せる友をもつ――感情の老化を防ぐ④

 

 

 

定価:1,430円(本体1,300円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2024年6月30日(日)
  • ISBN:978-4-8156-2530-6
  • サイズ:新書
  • ページ数:256
  • 付録:-
  • ・老年期を豊かにする力は、すでにあなたの中にある
    ・自分の強みや取柄を手がかりに人生の可能性を広げる
    ・自分の強みを最大限生かす生き方の好例
    ・アウトプットこそ中高年に本当に必要な生き方
    ・AI時代は柔軟な思考力のある人が生きやすい
    ・60歳からは「強いて勉める学び」から「ラクして楽しい学び」へ

  • ・「ものを知る」だけでは、頭はよくならない
    ・正しいとされる知識・学説はつねに書き換えられるもの
    ・「ああ、そうだったのか!」で納得していませんか?
    ・知識を使い、知識を疑うことで、頭はよくなる
    ・世界的に評価される、かつての基礎学力重視型教育
    ・基礎学力軽視の危ない教育改革
    ・世界中で相手にされない日本の大学教育
    ・知識偏重の大学がつくり出す「考え不精人間」
    ・知識は「使用」するためにある
    ・「勉強するとバカになる」の真意 …など

  • ・人生100年時代に必要になる脱・知識偏重
    ・何を始めるにも「やり方」が大事
    ・努力しているのにうまくいかないのは、やり方が違うから
    ・つまらないことはしなくていい …スルーの法則①
    ・面倒なことはしなくていい…スルーの法則②
    ・自己分析を怠らない…スルーの法則・補足事項
    ・他人のやり方を真似する…スキップの法則①
    ・詳しい人に話を聞く…スキップの法則②
    ・実践こそ勉強…試行・実験精神①
    ・続かないときこそ試行・実験の連続…試行・実験精神② …など

  • ・中高年こそ自由で柔軟な「のびのび思考」を習慣にする
    ・日常は思考のきっかけに満ちている
    ・AI時代に必要なのは問題解決能力より問題発見能力!
    ・「こんなのあったらいいな〜」と思うことから始まる
    ・のび太とドラえもん、AI時代に成功するのはどっち?
    ・脱・男性社会的発想で成功したアート引越センター
    ・唯一不変の答えを求めない…思考の幅を広げるコツ①
    ・異論・反論・極論に多く接する…思考の幅を広げるコツ②
    ・疑って観察する習慣をつける…思考の幅を広げるコツ③
    ・イメージではなく数字でものを考える…思考の幅を広げるコツ④ …など

  • ・人生100年時代に従来型の「独学」はいらない
    ・リハーサルには時間をかける…アウトプット実践のヒント①
    ・「うまく話さなければ」の強迫観念を捨てる…アウトプット実践のヒント②
    ・自分は門外漢だからとしり込みしない…アウトプット実践のヒント③
    ・難しいことを平易な言葉で語る…アウトプット実践のヒント④
    ・何を伝えたいのか、必ず論点を整理する…アウトプット実践のヒント⑤
    ・日本語表現力こそ大人の教養…アウトプット実践のヒント⑥
    ・相手のリアクションは格好のバロメータ…アウトプット実践のヒント⑦
    ・上から目線で蘊蓄を垂れるのをやめる
    ・アウトプットと「聞く力」 …など

  • ・人生100年時代と脳の老化
    ・前頭葉は萎縮しやすい!
    ・クローズアップ前頭葉! 対策を取らなければ老化は進む
    ・前頭葉の老化と意欲減退のスパイラル
    ・男性の意欲減退はホルモンも関係する
    ・前頭葉を老化させる「敵」はルーティン…中高年の前頭葉を守る①
    ・欲望に正直に生きる…中高年の前頭葉を守る②
    ・思考・感情の切り替えスイッチを鍛える…中高年の前頭葉を守る③
    ・試行力全開の生き方を目指す…中高年の前頭葉を守る④
    ・思考の柔軟性を高めて感情をコントロール…感情の老化を防ぐ① …など

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著者紹介

著者・和田秀樹

和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス新書)、『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『どうせ死ぬんだから』(SBクリエイティブ)などがある。

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