
皇帝ペンギン -LA MARCHE DE L'EMPEREUR-
南極という極寒の大自然の中で粛々と命をつなぐ皇帝ペンギンたち。零下40度の過酷な自然環境の下、新しい命を育むため強風吹きすさぶ氷の上を短い足を不器用に動かしながら歩く。目指すは、自らの誕生の場所でもある繁殖地ルッカリー。目的地に着いたペンギンたちは、愛を交わす唯一のパートナーを見つけるために求愛のダンスを繰り返す。そして授けられる新しい命。しかし、卵を産み落としたばかりのやせ細ったメスたちは、やがて生まれてくるわが子のために、エサを求めて群れを離れなければならない。その間、卵を託されたオス達は、120日間におよぶ絶食をしのぎひたらすらわが子の命を守り続ける。旅立っていったパートナーが、必ず帰ってくることを信じて・・・