
ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫
「追われてるの。かくまってくれる?」
「……冗談だろ?」
高校二年から三年に上がる前の春休み。
昼ご飯から戻ってきた重とジョン平が化学室のドアを開けると、そこには見慣れない女の子が立っていた。
岡崎三葉と名乗った女の子は、追っ手からかくまってほしいと二人に告げる。そのあまりに浮世離れした話に呆然としつつも、その場の流れと友人達の意見により、不承不承自宅に連れて帰る重。だが、翌日化学室に現れたのは、果たして追っ手とおぼしき男と、その使い魔だったのだ!
魔法が日常的に存在する世界を舞台に、魔法的オチコボレにして科学の徒・北見重とその使い魔ジョン平が活躍する、現代魔法ファンタジー第2弾登場!