発売日 2007年06月15日(金)

ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界
ジョン平とぼくと3

著者名:大西科学(著者) 銀八(イラスト)

¥590(税別)

ISBN:
978-4-7973-4170-6
サイズ:
CD25A5D8-EC6E-435F-A497-957E473840EE
ページ数:
280
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・大西科学

イラスト・銀八

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  • 二冊分の話を一冊で片付けちゃったような気が

    3.0
    ヤボ夫

    魔法が普通に存在する世界の落ちこぼれ高校生・重と彼の使い魔・ジョン平の物語、完結編…なんだけど出来ればこれは上下巻ぐらいで出すべきだったなあというのが正直な感想。話の中身は凄く濃いのだけど、その濃い内容を描くには一冊では足りないダラダラと話がちっとも進まないライトノベルが多い中で展開が早いのは悪い事ではないのだけど、やっぱり書くべき部分にはしっかりと尺を取って書いて欲しいと思うのだ。例えば重の亡父・陽一郎と前巻で登場した使い魔を兵器として開発する男・城塚、魔法科のおじいちゃん先生・滝沢教諭も含めた過去の話なんかをきっちり書く事で城塚が妄執とでも言うべき想いに取りつかれ恐るべき使い魔を生み出したり、自分の娘に思わぬ影響を与えてしまった辺りの話にもっと重みを感じさせる事が出来たと思うのだが…一巻から伏せられたカードとして登場していたジョン平の能力と重の魔法に関する劣等生ぶりの結び付け方は意外だったなるほど、と思わされると同時に城塚の誘いを蹴って理科系の学生らしい発想で城塚親子の大魔法に挑む辺りはいかにもこの作品らしいジョン平は相変わらずとぼけた「ゆる〜い」味を出しているけど、だからこそ重が最後にああいう決断をしたのだな、とジョン平のキャラ自体にも意味があり、この辺りよく練ってあったなと素直に感心させられるしかしやっぱりそれだけに重が城塚の誘いに乗りそうになったり、その重のぐらつきをジョン平との関係がどう修正したのかという辺りもしっかり書いて欲しかった。「世の中答えが出る問題ばかりじゃ無い、むしろ答えが出る問題の方が難しい」という本シリーズのテーマとでも言うべき部分も更に掘り下げて書く事が出来たと思う問題解決のプロセスはいかにも理系の人が書いた作品だな、と感心させられると同時にやっぱり理系の人らしく「理」が先に出過ぎていて「情」の部分がややおざなりになってしまっていると言う欠点がシリーズクライマックスで出てしまった感じ。これはこれで一つの味なのかもしれないが、文系の人間としてはなんとも物足りなく感じてしまうのであります

  • 新しい学生生活の始まり レビュー対象商品: ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界 (GA文庫) (文庫)

    くまくま

     春。新入生がやってきた。お付き合いで一年生の教室まで行った北見重は、クラスの集団の中心に、ここにはいないはずの人物の顔を見かける。三葉と名乗っていたあの猫だ。しかし彼女が学校にいるはずもなく、今いるのは三葉の変身のモデルとなった子、のはず。そうなればもちろん父親であるあの男も出てくるわけで… 彼らの目的や色々な人たちの関係が明らかになる第三巻。第一部完です。 ここでこの作品の世界観の特徴を考えてみよう。現代社会との大きな違いは魔法があること。(実は携帯電話も登場していないけれど、それはあまり問題ではなさそうなのでおいておく。)この魔法の特徴は、効果が小さいこと、ではなくて、人間(たち)が存在しないと使えないという事だ。 もちろん、魔法のエネルギー源は陽素や陰素と呼ばれる核反応により生成する何かであり、それ自体は人間がいなくても存在する。しかしそれは、ただあるだけでは世界に対して何の影響も示さず、いくつかのキーワードを唱えることにより脳内に引き起こされる反応が陽素を変換し、現実に影響を及ぼす。例えるならば、原油だけあっても意味がなく、ナフサを精製し石油製品を作ってはじめて商品価値があることに似ている。こう考えると、人間が陽素を材料として引き起こした現象(=魔法)と、人間が道具を使って引き起こした現象(=科学)は全く等価になる。 本作のクライマックスでは、魔法>科学になる可能性が示されたが、それは実現することはなかったので、本当にそれが可能かは分からない。ただ、みんなが願えば世の中が良くなる、というのは、魔法があってもなくても真実であると信じたいところだ。

すべての3レビューを表示

  • nyapoona

    日常の謎的な作風だったファンタジーがまさか歴史改変SFになるとは。一応の完結編となる3巻はまさにSFとファンタジーの対立が描かれており、そして圧巻の大どんでん返しが待ち受けています。もちろんシリーズの持ち味であるほろ苦い展開も。狂気じみた執念をもって失ったものを取り戻そうとし、成功直前で挫折してしまう黒幕の姿が切ない。 続きを読む

  • m-bird

    ライトノベルの中では、かなりの良作の部類。古き良きジュブナイル小説を、ハードSFの文脈で書いてみた、みたいな。が、しかし、なんというか淡々と進みすぎて盛り上がりに欠け、エンタメ小説にならず、情操教育的な何かになっている。あと、いちいち説明が丁寧すぎてくどいが、拡張幻想収録の短編ではそんなことないので、子供向けを意識しすぎたためか。大人向けのノスタルジックSFを、もっと書いて欲しく思う。 続きを読む

  • mafumafu

    1.3h。ゆったりとした起承転結の4巻構成がとても心地良い読後感を与えてくれました。魔法と科学、2つの世界、『正しい答えなんて、ない。』 続きを読む

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