ヒマラヤの黄金人を追え!(上)
トレジャーハンターのファーゴ夫妻がヒマラヤを舞台に、”禁断の王国”ムスタンの秘宝を追う!
トレジャーハンターのファーゴ夫妻は、大富豪のキングから突然の依頼を受けた。行方不明の私立探偵アルトンを探し出せという。彼は38年前にネパールで考古学の調査中に失踪した、キングの父親ルイスの手がかりを追っていた。なぜ、大富豪が公的機関に協力も求めず、長年ひそかに父親を探しているのか? キングに不信感を抱きつつネパールに飛んだ夫妻のまえに、ヒマヤラの秘境の存在が浮かぶ。このムスタン王国こそ、ルイスが魅力にとりつかれていたという「禁断の王国」だった……
海洋冒険小説の王者カッスラーが放つ、知的興奮にあふれる〈トレジャーハンター〉シリーズ、待望の第3弾!
■著者:クライブ・カッスラー Clive Cussler
1965年から執筆活動をはじめ、1973年に架空の組織であるNUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピットのシリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。以後、同シリーズをはじめ、作品は世界的なベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船を発見している。
■訳:棚橋志行(たなはし しこう)
翻訳家。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒。主な訳書に『アステカの秘密を暴け!』クライブ・カッスラー、グラント・ブラックウッド(ソフトバンク クリエイティブ)、『原潜デルタⅢを撃沈せよ』ジェフ・エドワーズ(文藝春秋)、『キース・リチャーズ自伝 ライフ』キース・リチャーズ(楓書店)。他多数。