魔法の材料ございます11 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚
「がるるるる、あいつの魔力だ! 魔神が来た!」
旦那様が不在の朝、そう言って飛びだして行ったアーテちゃん。さらには、アーテちゃんと入れ替わるように、魔法使いタバランが 町にやって来ました。目的は……私!?
町に迷惑をかけようとする彼を止めるため、あえて囚われの身となった私ですが、そうして連れられていった先は――私の、そして タバランの想像を絶する世界でした。
大地に刻まれた巨大な傷。あたりは砂塵に包まれ、灰色に染まった青空には何体ものドラゴンが飛び交っています。そしてその中心には――。
旦那様、きっと大丈夫ですよね!?
魔材、クライマックスです!