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ゲームシナリオのためのクトゥルー神話事典

森瀬 繚:著者

知っておきたい邪神・禁書・お約束110

邪神の世界を素因数分解する!

20世紀前半にその世界観が誕生して以降、様々な作品で語り継がれてきたクトゥルー神話。本書は神話の構造と変遷を解体し、設定の始点となった作品から紐解いていく。神々、クリーチャー、物品、地域などに分類して解説。

■目次:
第1章 暗黒の神話大系
第2章 邪なる神々
第3章 異形の存在
第4章 旧き神々
第5章 禁断の物品
第6章 恐怖の在処

定価:2,079円(本体1,890円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2013年6月27日(木)
  • ISBN:978-4-7973-7429-2
  • サイズ:A5/2色
  • ページ数:272
  • 付録:-

本書は、クトゥルー神話の成立から発展に至る歴史的経緯や作品の内容を要素ごとに分解し、分野ごとに6つの章に整理することで、新たにクトゥルー神話作品を創作する際に役立つ形にまとめました。各章の項目では、クトゥルー神話というジャンルについての歴史や知識、クトゥルー神話を構成する様々なワードについて解説しています。

かつてアイルランドの幻想作家ロード・ダンセイニは、一連の作品を語る中で、ベガーナ神話という架空の神話大系を作り上げました。このベガーナ神話に影響を受けて、ラヴクラフトはいくつもの自作に神話的要素を盛り込み、あたかも一つの壮大な世界観が存在するよう見せかけました。この「お遊び」はやがて、ラヴクラフトが交流する作家たちのコミュニケーション・ツールとして活用され、後に「クトゥルー神話」と総称されることになるおぼろげな神話体系がゆるやかに形成されていきました。この章では、クトゥルー神話の誕生から発展への歴史、そして物語群としての世界観や特徴、傾向について解説します。

邪なる神々や異形の存在について、その出典や初出の作品についての紹介の他、外見的特徴、その生態についてイラスト付きで紹介しています。

出典はわかりやすく一覧で紹介。

神々の系図や、年表など、壮大な神話をできる限りわかりやすくまとめています。

クトゥルー神話の構成要素として、時として異形の邪神や怪物以上に重要視されるのが、禁断の書物の数々です。本書ではこれらの禁断の書物に加え、クトゥルー神話作品に登場するいくつかのマジック・アイテムについて解説します。

禁断の物品についても、出典、年表などを掲載し、膨大な情報をわかりやすく紹介しています。

北米、中南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアなど世界各地のクトゥルー神話スポットを紹介。

日本にもクトゥルー神話スポットが存在。

失われた太古の世界におけるクトゥルー神話スポットも紹介。

著者紹介

森瀬 繚(もりせ りょう)
ライター/編集者。書籍や雑誌の企画・編集・執筆、ゲームや小説の設定協力や考証、小説執筆まで幅広く手がける。世界の神話・伝説についての造詣が深く、中でもクトゥルー神話については『図解 クトゥルフ神話』(2005年、新紀元社)を皮切りに、『クトゥルー神話ダークナビゲーション』(2007年、ぶんか社)、コミック版『クトゥルフの呼び声』解説(2009年、PHP研究所)、『H・P・ラヴクラフト大事典』日本語版監修(2012年、エンターブレイン)など数多くの著書がある。2008年にはニューイングランド地方に滞在してH・P・ラヴクラフトとその作品にまつわる土地を巡り、ブラウン大学のジョン・ヘイ図書館に自著を寄贈した。 PHP研究所のライトノベルレーベル、スマッシュ文庫にてクトゥルー神話を題材とした『うちのメイドは不定形』を展開中。

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