SBクリエイティブ

人を動かしたいなら、「やれ」と言ってはいけない

小山 昇:著者

思い通りに部下が動く“すごい”伝え方

●5500社を指導してきた”すごい”社長の、人の心のつかみ方!

・人前で部下をほめる
・人前で自分をアピールする

あなたはどちらの社長(上司)についていきたいでしょうか?
当然、前者です。
人を動かすためには、仕組みや制度も必要ですが、
その根本に、相手の心理をつかむことが大事。
相手の心をつかめば、うまく動いてくれるものです。
人の上に立つ人が、鈍感なことは、ある意味「犯罪」なのです。

自らの会社は毎年最高利益を更新し、
5500の会社の指導をしてきた小山昇社長が、
実践的な「人の心のつかみ方」を初めて1冊にまとめました。

定価:1,650円(本体1,500円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年7月21日(土)
  • ISBN:978-4-7973-9323-1
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:240
  • 付録:-
私は、人の基本姿勢を次のように考えています

「人間心理」を無視して、「新しいことをやれ」「もっと仕事をしろ」などと言っても、効果はありません。「しくみ」「ルール」もそうです。 私は多くの「しくみづくり」の本を書いたが、ただしくみをつくるだけではダメです。何が足りないのか、人が動く秘訣を本書で紹介していきます。私がコンサルティングをしている企業の事例も入れながら、より実践的な内容を紹介しています。

何が足りないのか、質問に答えながら考えてください

私は、「人間心理を無視して人を動かすことはできない」と考えています。心理といっても、「心理学」ではありません。重要なのは、「実践心理」です。人の心理がわかるかで差が出ます。

人の上に立つ人にとって、「鈍感」は「犯罪」です。でも、その根底にあるのは、社長やリーダーが「人の心」をつかんでいるのか、そのしくみが人の心に添った運用をされているかです。

挑戦するときのハードルは下げてあげる

人は、新しいことや、難しく思えることを「やれ」と言われると、失敗が怖くて、ものおじしてしまうものです。でも、それでは仕事は進まないし、その人の成長も止めてしまう。そんなときは、ハードルを下げればいい。ハードルを下げて、自分ができるレベルになってはじめてやる気が出る。本人が難しいと思っているレベルのままでは、なかなか手を付けようとはしないのです。

人に言われたことはやりたくない

自分の理想は、相手の理想ではありません。だから、「相手が動いてくれない」とイライラしてしまう。自分が思っているように、相手が動いてくれないからです。面談の際などに相手に「どうなりたいの?」と聞いて、部下の理想(希望)を明確にしておきます。部下をやる気にさせたいなら、本人がやりたいことをやらせてあげるのが一番早いのです。

「任せる」と「好きにやっていい」は違う

三流は、社員に仕事を任せるとき、任せる範囲が明確になっていません。仕事の「テリトリー」と「ポジション」と「部下」と「数値目標」と「方針」を伝え、その上で「やり方を任せる」ことを、「任せる」と言います。任せるとは、「好き勝手にやっていい」ことではありません。仕事を任せたら、進捗状況と実績を定期的にチェックします。

必要とあれば、お客様の前でも叱る

「お客様の前で叱るのは、配慮にかける」と思われるかもしれません。ですが、その逆です。お客様の前で叱ることは社長のやさしさであり、最上の学習機会であると私は考えています。「人前」だからこそ学ぶことがあります。

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著者紹介

小山昇
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を16年連続増収の優良企業に育てる。2001年から同社の経営の仕組みを紹介する「経営サポート事業」を展開。2017年にはJR新宿ミライナタワーにもセミナールームをオープンさせた。
現在、700社以上の会員企業を指導し、そのうち400社が過去最高益となっているほか、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」など、全国各地で年間240回以上の講演・セミナーを開催。


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