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出口汪のマンガでわかる論理的に話す技術

出口 汪:著者

絶対に伝わる話し方のコツ

親しい人とは話せるものの、元来口下手な新入社員・リリコ。
転職先で配属されたのは、なんと、大の苦手な「コミュニケーション」を扱う広報課だった。
焦るリリコの前に現れたのは、論理のカリスマ、入口先生だった―。

人生を変える「論理的な話し方教室」が幕を開ける!

■目次:
プロローグ なぜ、あなたの話は「伝わらない」のか?
第1章 こんな話し方では損をする!
第2章 伝わる話し方のための論理力
第3章 誤解されない! 論理的な話し方実践法

定価:1,430円(本体1,300円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年1月17日(水)
  • ISBN:978-4-7973-9348-4
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:168
  • 付録:-
あなたの話が伝わらない本当の理由

話し方は、その人の印象も左右します。周囲の人を思い出してみてください。仕事ができる人は、論理的でわかりやすく、説得力のある話し方をしているはずです。話すことは、これほど重要で不可欠なコミュニケーションのための手段ですが、論理的に考えて話すことは、誰もが後天的に身につけられるスキルです。

自分にとっての常識は当てはまらない

人と話すことに苦手意識を持っている人はしばしば、「自分はきちんと話しているのに、どうしてわかってくれないんだろう?」と思ってしまいがちですが、これこそが実は、相手に話が伝わらない大きな原因なのです。基本的に、人間は主観でしか物事をとらえることができませんが、その主観、自分にとっての常識が相手にも当てはまると、根拠もなく信じ込んでいるということです。ここが落とし穴になるのです。

「他者意識」が欠けている?

「自分を客観視してコミュニケーションを見直す」と言われても、なかなかハードルが高く感じられるかもしれません。なぜそのように感じるのかというと、それは「他者意識」が欠けているからです。「そもそも相手は自分のことを知らないもの。だからこそ、わかり合えなくて当然だ」という前提を持つことが大切です。

論理を起動させる

他者とわかり合うためには、相手と同じ土俵に立ち、自分のことを相手にわかるように伝えて、相手の言うことをきちんと理解しなければなりません。そのために、論理力が必要になります。他人とつながりたいという衝動が、論理を起動させるスイッチになるのです。

「イコールの関係」

話をわかりやすく、説得力のあるものにするには、「論理のルール」を使いこなすことが重要です。ルールというと、難しそうだ、と感じるかもしれませんが、基本はたったの三つです。論理的な用語で言う「抽象化」です。このように具体的なものから一般的なものを求めることを「帰納法」といいます。レポートや企画書などは、「イコールの関係」が使われる代表例と言えます。

相手をリスペクトする

会議で、思わず感情的になってしまい、言い争いになるケースがあります。このように議論が感情的なぶつかり合いになってしまう原因は、主に「反論」にあります。議論が感情的になりそうなときは、〝反論する人が一歩引くこと〞で事態を回避できる可能性が高まります。

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著者紹介

出口 汪(でぐち・ひろし)
1955年、東京生まれ。「大本」教祖・出口王仁三郎を曾祖父にもつ。日本の近代文学を専門とし、独自の論理的解法を駆使した現代文の授業でたちまち予備校のカリスマ講師となる。能力開発のための画期的な論理エンジンを開発、数多くの中学・高校に正式採用されている。『はじめての論理国語』シリーズなど数十点のベストセラー参考書を執筆、累計部数は1200万部を超えている。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役。小説に『水月』(講談社)がある。

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