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本物の読解力

石黒 圭:著者

日本語研究者がAI時代に伝えたい、人間による人間のための読解力

ネットニュース、ブログ、SNS……
情報が溢れる現代において、私たちは日々多くの文章を読んでいます。
一方で、文章を「きちんと読めているか」と問われたらどうでしょうか。
自信を持って「読めている」と答えられる人は少ないのではないかと思います。

本書では、文章を読むというのはどういうことなのか、
1.正確に読む
2.深く読む
3.批判的に読む
の3つの視点から、具体例をもとに考えます。

AI時代にこそ、私たちが文章を読む意味がわかる
「人間による人間のための読解力」を日本語研究者の著者が教えます。

■第1部 正確に読む―絞りこむ
・第1章 未知語の意味を絞りこむ
・第2章 多義語の意味を絞りこむ
・第3章 文の組み立てを絞りこむ
・第4章 文の展開を絞りこむ

■第2部 深く読む―読みとる
・第5章 気持ちを読みとる
・第6章 怒りを読みとる
・第7章 意図を読みとる
・第8章 行間を読みとる

■第3部 批判的に読む―距離を取る
・第9章 疑って読む
・第10章 謙虚に読む
・第11章 多角的に読む
・第12章 創造的に読む

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2026年3月7日(土)
  • ISBN:978-4-8156-4033-0
  • サイズ:新書
  • ページ数:280
  • 付録:-
  • ・地頭を支える日本語の読み書き
    ・文章理解に必要な語彙の量
    ・未知語の意味推測
    ・語彙的手がかり
    ・文脈的手がかり
    ・内容的手がかり
    ・第1章のまとめ

  • ・文脈によって変わる意味
    ・文脈から限定できる語の意味
    ・音にしてわかる語の意味
    ・イントネーションと文の意味
    ・多義語になりやすい語
    ・第2章のまとめ

  • ・文の構造が徐々に見える日本語
    ・文章理解における予測の働き
    ・助詞「は」と「が」の使い分け
    ・日本語で難しい連体修飾節の理解
    ・わかったつもり
    ・第3章のまとめ

  • ・芥川龍之介『鼻』の接続詞
    ・第一パートの接続詞―文末の接続詞の活用
    ・第二パートの接続詞―計算された論理構成
    ・第三パートの接続詞―「しかし」「そこで」の連続
    ・第四パートの接続詞―エンディングへの伏線
    ・第五パートの接続詞―巧みな逆接の多用
    ・第六パートの接続詞―余韻の深いエンディング
    ・第4章のまとめ

  • ・人工知能の意味の考え方
    ・人間の意味の考え方
    ・背景を重ねる
    ・読書は筆者との出会い
    ・第5章のまとめ

  • ・「させる」の弊害
    ・感情に囚われない
    ・「使う」の弊害
    ・第6章のまとめ

  • ・断りの婉曲表現
    ・死に関わる婉曲表現
    ・芸能人の意図
    ・政治家の意図
    ・言語学における意図の捉え方
    ・第7章のまとめ

  • ・『蜜柑』の行間
    ・疲労と倦怠の理由
    ・娘蔑視の理由
    ・蜜柑に心動いた理由
    ・娘の印象が変わった理由
    ・「私」の気持ちが変わった理由
    ・蜜柑が象徴するもの
    ・第8章のまとめ

  • ・ハルシネーションの怪
    ・ハルシネーションの改善と限界
    ・情報の真贋を見分ける方法
    ・第9章のまとめ

  • ・誤解を生む文脈
    ・先入観から生じる誤解
    ・読み時間短縮による誤解の増加
    ・情報過多に対処する方法
    ・ネガティブ・リテラシーの勧め
    ・第10章のまとめ

  • ・唯一の正しい理解はあるか
    ・その場かぎりの意味
    ・スロットの埋め方
    ・つじつまの合わせ方
    ・アハ体験の快楽
    ・第11章のまとめ

  • ・「いいねなんて、いらない」
    ・日本語の「狭き門」
    ・聖書の語る「狭き門」
    ・「無駄のある家」
    ・第12章のまとめ

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著者紹介

著者・石黒 圭

国立国語研究所・総合研究大学院大学教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授
1969年大阪府生まれ、神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程終了。博士(文学)。専門は読解教育・作文教育。主な著書に『文章は接続詞で決まる』(光文社新書)、『この1冊できちんと書ける!【新版】論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『よくわかる文章表現の技術Ⅰ~Ⅴ』(明治書院)、『ていねいな文章大全―日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント』(ダイヤモンド社)、『言語学者も知らない謎な日本語―研究者の父、大学生の娘に若者言葉を学ぶ』(教育評論社、石黒愛との共著)などがある。

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