著者紹介
本書は、2003年1月にわが国で刊行され、大ベストセラーとなった、マイケル・J・フォックスの自叙伝の文庫版です。マイケル・J・フォックスが、パーキンソン病との闘いを中心に、自らの人生、家族、仕事への思いを、みずみずしい文章で綴っています。少年時代の家族の思い出は深い愛情を込めて、ハリウッドでの成功は時にユーモラスに時に辛らつに語られ、読者を飽きさせません。 パーキンソン病との闘いが本書の一番の読みどころです。自分の弱さを痛感しながらも、持ち前の明るさと妻、セラピストの助けによって、病気を受け入れ、パーキンソン病患者のために、新たな活動を始めようとするマイケルの姿に、読者は魂を揺さぶられるような感動を覚えるでしょう。良い本を読みたいという人、人生とは何かを考えたい人にとって、最良の1冊です。