
メタルうぃっちシスターズ 4
「こうなることは、わかっていたことですから」
そう言い残して黒髪の幼女は音もなく消えていった――。
歴史は改変され、世界は変容した。みなが望んだ世界、みなが夢見ていた未来に。ただひとつ、クロムがいないことをのぞいて……。
「――いいんです。全てが終わった後でこうなることは、わかっていたことですから」
少しずつ透けて、ゆっくりと消えてゆくクロム。
「わたしは、自分で選んだんです。それが正しい歴史なんですもの」
西暦4002年12月25日。皇虎たちの未来を決定づけた日がついに判明した。最後の夜をみんなで楽しく過ごしたあと、歴史を変えるため現地に向かった一行。だが、そこで彼女たちが見たものとは――!?
龍人たちの前に現れるもうひとりの皇虎。そしてその傍らには、なんとビスマスが!?
メタルうぃっちシスターズ、感動のクライマックス!