
本当は誰が一番?この国の首相たち
戦後の歴代総理32人を俎上に上げ、その仕事を徹底再検証。見通しの立たない現代日本の進むべき道、選ぶべきリーダーをいまこそ考える。どこでどうしてこうなったのか? そしてどんな人物を選べば日本は良くなるのかが明確にあぶり出される。
【目次】
序章 通知表は首相在任中の仕事だけで評価すべし
第1章 アメリカ軍占領と宰相たちの真剣勝負
東久邇宮稔彦
幣原喜重郎
片山哲
芦田均
吉田茂
鳩山一郎
コラム 幻の首相候補<1>
第2章 安保改定と高度経済成長のリーダー
石橋湛山
岸信介
池田勇人
佐藤榮作
コラム 幻の首相候補<2>
第3章 ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代
田中角榮
三木武夫
福田赳夫
大平正芳
鈴木善幸
中曽根康弘
コラム 幻の首相候補<3>
第4章 誰でも総理候補になれる時代
竹下登
宇野宗佑
海部俊樹
宮澤喜一
細川護煕
羽田孜
村山富市
コラム 幻の首相候補<4>
第5章 父親が代議士で早死にするのが総理への近道
橋本龍太郎
小渕恵三
森喜朗
小泉純一郎
安倍晋三
福田康夫
麻生太郎
コラム 幻の首相候補<5>
第6章 民主党政権と危機にも強い理想の首相の条件
鳩山由紀夫
菅直人
リスクにも強い理想的な首相の条件とは?
■著者
八幡和郎(やわた かずお)
1951年滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学教授をつとめるほか、作家・評論家としてテレビなどでも活躍中。
『お世継ぎ』(文春文庫)『藩史物語〈1〉〈2〉』(講談社)などの著書があるなど皇室問題にも詳しい。ほかに『本当は恐ろしい江戸時代』『本当は偉くない? 歴史人物』『本当は謎がない「古代史」』(いずれもソフトバンク新書)、『浅井三姉妹の戦国日記』(文春文庫)など多数の著作がある。