SBクリエイティブ

[Si新書]カラー図解でわかる光と色のしくみ

福江純・粟野諭美・田島由起子:著者

なぜ空は青く虹は七色なのか?どうして花は彩り生物は光るのか?

私達の身の周りの世界を彩る光と色。ただ私達はその恩恵を受けるだけで、実体について考える機会をもたずにいる。そこで本書では、光とはなにか色とはなにか、という基礎知識から地球や星々、生命がつくりだす光と色の彩りあふれる世界について解説してゆく。

第1部 光とは色とはなにか
光と闇の世界/光の色と物の色/光とスペクトル/光の直進、反射、屈折/鏡とレンズ/顕微鏡と望遠鏡/光の分散、回折、干渉/プリズムと回折格子/光の3原色と色の3原色/光の反射と吸収/カメラとカラー写真/CCDと感度曲線/色フィルターと3色カラー合成/色の名前/色相、明度、彩度/色票と色立体/RGB表色系とXYZ表色系/xy色度図/目と視細胞/黄色は何色?

第2部 星の色、天の光
電磁波とスペクトル/可視光と大気の窓/連続したスペクトル/ 光の色と温度の関係/輝線と吸収線/原子スペクトル/ 輝ける灼熱の母星、太陽/青い奇跡の惑星、地球/灰色の荒涼たる世界、月/地球型惑星/木星型惑星/天王星型惑星/冥王星と太陽系外縁天体/巡りくる宇宙の旅人、彗星/流星/星の明るさと等級/星の色と温度/星の一生とスペクトル分類/連星と二重星/明るさが変わる星、変光星/星団/輝線星雲と反射星雲/惑星状星雲と超新星残骸/天の川銀河/銀河の発見/活動銀河/銀河団/重力レンズ/膨張する宇宙/宇宙背景放射

第3部 空の光、地球の色
空が青いわけ/夕焼けが赤いわけ/夜空はなぜ暗い/ 雲の色/雪の結晶と雪景色/霧氷と霜/七色に架かる虹/お日様の暈/眼下の虹、光輪/太陽柱と幻日/北極のオーロラ/雷と稲妻/電離圏の妖精/蜃気楼/火と炎/炎の色大地の色/岩石の色/土の色/宝石の色と輝き/鉱物と顔料/海の色/流水の色/湖水の色/氷河の色

第4部 生物の色、命の輝き
闇の中での生命誕生/光合成をはじめた原初の微生物/光るキノコ/コケの色/カラフルな粘菌/新緑の森とクロロフィル/緑の葉と白い斑/紅葉とアントシアン、黄葉とカロテン/光合成を捨てた白い植物/花の色は移りにけりな/植物の光センサー・温度センサー/野菜の色いろ/木の実の色/植物と染料/ 海藻の色/動物が見る色の世界/光と生きもののリズム/玉虫の構造色/擬態と保護色/ホタルの光/光る生

■著者プロフィール
・福江 純
1956年生まれ。大阪教育大学教授。降着円盤や宇宙ジェットなどに関する研究の一方、天文教育やサイエンスデザインにも関心が高い。おもな著書に、サイエンス・アイ新書『宇宙はどこまで明らかになったのか』(編著)、『光と色の宇宙』(京都大学学術出版会)、『輝くブラックホール降着円盤』(プレアデス出版)、『よくわかる物理』(日本実業出版社)などがある。
・粟野諭美
1972年生まれ。岡山天文博物館館長。天体スペクトルのデジタルカタログ制作をきっかけに天文教育の道へ。おもな著書に、サイエンス・アイ新書『宇宙はどこまで明らかになったのか』(編著)、『宇宙スペクトル博物館』(共著、裳華房)、『星空の遊び方』(共著、東京書籍)がある。
・田島由起子
1971年生まれ。ちはや星と自然のミュージアム学芸員を経て、現在、自然教育事務所 宙(そら)主宰。天文から自然・環境にフィールドを広げて自然体験教育に取り組んでいる。著書に『宇宙スペクトル博物館』『マンガ手作りの宇宙』(ともに共著、裳華房)がある。

定価:1,048円(本体952円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2008年8月13日(水)
  • ISBN:978-4-7973-4425-7
  • サイズ:新書
  • ページ数:216
  • 付録:-

サポート情報はありません。ご不明な点がございましたら、こちらからお問い合わせください。

著者紹介

関連商品のご案内

もっと見る

試し読み新着お届け

もっと見る