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理系力が身につく週末実験

尾嶋 好美:著者 / 宮本 一弘:監修

身近な不思議を読み解く科学

毎日のように目にする食べ物、100円ショップにもある日用品、道ばたでよく見かける植物、虹や夕焼けなどの自然現象……。
実はこれらには、大人でも意外にわかっていない「不思議」がたくさんあります。

そこで本書では、どうすればわかるのか、7つのヒントを示しつつ、「家庭で」「短い作業時間で」できる科学実験を通して、解説していきます。

楽しみながら、筋道を立てて考える「理系力」が身につく1冊です。

序章 日常生活や科学実験で「数値化」が大切な理由
第1章 分ける ~一緒くたではわからない~
第2章 比較する ~比べたら明らかになること~
第3章 変化させる ~姿が変わっても同じもの~
第4章 反応させる ~出あわせると変わるもの~
第5章 モデル化する ~実際に見ることで理解できる~
第6章 可視化する ~見えないものを見えるようにする~

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2019年9月14日(土)
  • ISBN:978-4-8156-0154-6
  • サイズ:新書
  • ページ数:192
  • 付録:-
33+αの実験を通して、楽しみながら考える!

「数値化する」「分ける」「比較する」「変化を見る」「反応させる」「モデル化する」「可視化する」ことによって、科学的に筋道を立てて理解できるようになります。33の実験に加えて、いくつかの「応用編」となる実験を掲載しており、アレンジの参考にしていただけます。

  • 光はきれいに分けられる

    CDに写る小さな虹を見たり、紙コップで光の万華鏡を作ったりして、「虹はどのようにできるのか?」「光とは何か?」を考えます。

  • ぷよぷよ卵は何を吸う?

    鶏卵やウズラの卵で作れるぷよぷよ卵。薄い膜で包まれています。いろいろな液に浸して比べると、この膜の秘密が見えてきます。

  • どうやって瓶に入った? 松ぼっくり

    瓶の口より大きい松ぼっくり。どのようにして中に入れたのでしょう? 松ぼっくりが種を守るために、変化する仕組みがわかります。

  • うがい薬があっという間に無色に!

    茶色のヨウ素系うがい薬は、あるものと混ぜると無色になります。別のものにたらすと、青紫色や赤紫色になります。なぜでしょう?

  • 夕焼け空を作る

    空の色をモデル化することで、多くの大人も子どもの頃に不思儀に思った「なぜ空は青いのか?」「なぜ夕焼けが見えるのか?」に迫ります。

  • 吸い込まれる水

    このロウソクが消えると、水がコップの内側に吸い込まれていき、何か変化があったことが見てとれます。コップの中で起こったこととは?

  • 気負わず楽しめます

    日用品や文房具、食べ物などを使ってできる実験を中心に紹介しています。身近なものにある不思議を実感していただけたらと思います。

  • 作業時間が短い実験を紹介

    ご家庭によくあるものを使い、数分でジュースをシャーベットにする実験など、挑戦しやすいものが中心。しばらく置いて変化を見る実験もありますが、週末の間に終わるようなものばかりです。

  • 具体的に手順を紹介し、解説

    用意するものや実験方法を、ポイントとなる場面の写真を添えて紹介しています。「どうしてそうなったのか」に迫る解説ページも設けました。

著者紹介

著者・尾嶋 好美

東京都生まれ。女子学院中学・高等学校卒業。北海道大学農学部畜産学科卒業、同大学院修了。筑波大学生命環境科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。筑波大学にて、2008年より15年間にわたり、科学に強い関心を持つ小中高校生のための科学教育プログラムを企画・運営。現在は「科学実験を通して、論理的思考力や自主性が養われる」という考えのもと、親子向け科学実験教室などを実施している。著書に『おうちで楽しむ科学実験図鑑』『理系力が身につく週末実験』など、編訳書に『「ロウソクの科学」が教えてくれること』がある(いずれもSBクリエイティブ)。

監修・宮本 一弘

開成中学校・高等学校の化学科教諭。東京都生まれ。東京都立大学卒業後、東京工業大学大学院修了。理学修士。教員の仕事のかたわら、園児、小学生対象の体験型の科学実験教室を年に70回ほど開催している。また化学のイベントを企画・運営し、化学の普及活動を行う。NHK Eテレ「高校講座 化学基礎」の講師も務める。共著に『イラストでわかるおもしろい化学の世界 1 ー身近な実験ー』(東洋館出版社)などがある。

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