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[Si新書]教養としてのプログラミング的思考

草野 俊彦:著者

プログラミング的思考とは「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」である。

本書はプログラミングに馴染みのない読者層を想定し、現実の問題解決に役立つ方法論として、プログラムの設計に用いるフローチャートを活用した思考整理及び課題解決のプロセス化を解説。その結果として、「プログラミング的思考はなんぞや」という問いへの解を提示する。日常生活で起こりうる事象を例に、その解法をフローチャートにより疑似的なプログラムで表現し、思考とプログラムの関連を示す。また、簡単な幾何やロボット等の一般的なプログラミング問題も紹介し、プログラミング的な論理的思考を提案する。

■目次:
第1章 コンピュータとソフトウェア
第2章 プログラム的な処理の書き方について
第3章 プログラムの基本形と考え方
第4章 正解の無い問題をプログラムにする
第5章 プログラムに適したアルゴリズムの作り方
第6章 数理問題とプログラム

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年3月16日(金)
  • ISBN:978-4-7973-9540-2
  • サイズ:新書/フルカラー
  • ページ数:192
  • 付録:-

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著者紹介

草野 俊彦(くさの としひこ)

1986年 千葉大学工学部卒、同年日本電気株式会社入社。23年間のNEC在籍中、基幹通信システムの研究、開発、開発プロジェクト管理、新規事業企画に従事。96-97年、インターネットの前身であるDARPANETを立ち上げた米国デラウェア大学コンピュータ情報科学科にて客員研究員。2000-02年、NEC米国子会社でネットワーク管理システムの基本ソフトウェア開発に従事。2008年にNECシニアマネージャを退職後、米国半導体企業にて 通信機器組み込みシステムに関する新事業立上げに従事。2010年、イスラエル人とネットワーク仮想化ソフトウェア開発ベンチャーを共同創業者として起業。過去20年に渡りIT技術に関する国際標準化団体に参加し、米国電気電子学会(IEEE)では、標準化部会のタスクフォース議長を務める。長年の海外経験から、グローバル社会での論理的説明能力の重要性と論理的思考の素養教育の必要性を痛感し、2017年みらいアクセス合同会社を立上げ、プログラミング的思考教育コンサルティングを始める。通信システムに関する国内特許20件、米国特許13件。電子通信情報学会並びにIEEE正会員。

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