SBクリエイティブ

新版 最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方

工藤勇一:著者 / 青砥瑞人:著者

麹町中学の元校長とUCLA卒の神経学者が教える
子どもの「自律」を支えるための3つの言葉がけ

「思いやりが大切」「みんな仲良く」――正しいはずの言葉が、いつの間にか子どもを追い詰めていないでしょうか。

不登校の子どもの数は過去最多。子どもの自死も後を絶たない。問題は「子どもの心」ではなく、子どもが学び方や居場所を“選べない構造”にありました。
本書は、情緒的な徳育や精神論ではなく、脳科学という客観的な視点から、教育の常識を問い直します。

その鍵は、学びと回復の前提条件である「自己決定」、深く考えるために欠かせない「心理的安全性」、そして自分を俯瞰して立て直す「メタ認知能力」にあります。

「がんばれ」「ちゃんとしなさい」がなぜ逆効果になり得るのか。過剰な大人の支援がなぜ主体性を奪うのか。現場の実践と科学的な見地を往復しながら、再現性のある方法論をこの一冊に詰め込みました。

子どもを「正しい形」に整える教育から、「自分で選び、対話し、人生を歩む力」を育てる教育へと変革を遂げるためのヒントを探ります。

※本書は2021年5月に小社より刊行されたSB新書『最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方』を加筆修正のうえ単行本化したものです。

序章 脳神経科学に学ぶ、教育の本質
第0章 脳から教育を考える上での大前提
第1章 心理的安全性とは何か
第2章 子どもが安心して成長できる環境づくり
第3章 心理的安全性を生み出す「メタ認知」
第4章 子どものメタ認知能力を育むために
おわりに

定価:1,760円(本体1,600円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2026年8月27日(木)
  • ISBN:978-4-8156-3960-0
  • サイズ:46判
  • ページ数:288
  • 付録:-
  • ・「心」を重視する教育現場への違和感
    ・子どもに手をかけすぎる大人たち
    ・「逃げる」ことは、生物として正しい
    ・「こうあるべき」の増殖が、子どもと大人を追い詰める ……など

  • ・脳の大原則①「Use it or Lose it」
    ・脳の大原則②「Neurons that Fire together, Wire together」
    ・脳の大原則③「脳情報処理の限界性」
    ・脳の大原則④「感情という脳の土台」 ……など

  • ・心理的安全性の新しい定義
    ・慢性ストレスが静かに壊すもの
    ・大人の心理的安全を取り戻す三つのアプローチ
    ・自己決定できない脳に何が起きるか ……など

  • ・子どもに自己決定を促す「三つの言葉」
    ・大人にもできないことを子どもに求めない
    ・「失敗してもOK」を徹底する
    ・心理的安全につながる正しい褒め方 ……など

  • ・メタ認知とは何か
    ・なぜ自分のことを知るのは難しいのか
    ・もやもやは成長の証
    ・自分の記憶を自分で書きこむ ……など

  • ・メタ認知はその後の人生で「自分を助けてくれる能力」
    ・なぜ子ども自身に解決させるべきか
    ・その一言がメタ認知の機会を奪う
    ・徹底的にプロセスを意識させる ……など

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著者紹介

著者・工藤勇一

教育アドバイザー。千代田区立麹町中学校 元校長。横浜創英中学・高等学校 元校長。
東京理科大学理学部応用数学科卒業。公立中学校教員、東京都教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長を経て、2014年から千代田区立麹町中学校校長。宿題や定期テスト、固定担任制の廃止など、子どもの主体性と当事者性を重視した大胆な教育改革を実行。教育関係者のみならず、多くの保護者やメディアの間でも話題を呼んだ。
2020年から横浜創英中学・高等学校校長。生徒が主体となる教育改革を推し進めながら、教職員の働き方改革にも取り組む。 初の著書『学校の「当たり前」をやめた。 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』(時事通信社)が大ベストセラーとなり、大きな注目を集める。そのほかの著書に『麹町中学校の型破り校長 非常識な教え』(SBクリエイティブ)、『麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること』(かんき出版)など多数。

著者・青砥瑞人

株式会社DAncing Einstein代表。日本の高校を中退後、米国大学UCLAの神経科学学部を飛び級卒業。脳の知見を人の可能性を拓くために応用し、AI技術とも融合させた最先端の教育・組織開発を牽引する。2014年の会社創設以来、官公庁、グローバル企業、最先端テック、伝統的な学校現場からアート・スポーツの領域まで、多岐にわたる分野とのコラボレーションを展開。近年は拠点をオランダへ移し、「世界一子どもが幸せな国」の教育実践と自身の子育てのリアルを最新の脳科学で紐解く。日本全国の学校現場へその知見を還元しながら、子どもたちと先生が共にワクワクする次世代の教育環境をデザインし続けている。著書に『BRAIN DRIVEN』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『HAPPY STRESS』(SBクリエイティブ)、『4 Focus』(KADOKAWA)など。

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