
戦慄のウイルス・テロを阻止せよ!(上)
無人のまま、インド洋を漂う巨大クルーズ船。現場を通りがかったカブリーヨたち〈オレゴン号〉の乗組員たちは、船内から数百に及ぶ大量の死体を発見した。乗客は出血性ウィルスに冒されて死亡したように見えたが、感染経路は不明。カブリーヨたちは船内から唯一の生存者の女性を救出し、クルーズ船をチャーターしていたのが、地球の人口を抑制することを目的とする巨大組織〈レスポンシヴィスト〉であると知る。その女性とともに大殺戮の謎を追うカブリーヨの前に、やがて恐るべき人類淘汰計画が浮かびあがる……。冒険小説界の巨匠が放つ「オレゴン・ファイル」最新刊。
著者略歴
クライブ・カッスラー Clive Cussler
1965年から執筆活動をはじめ、1973年に架空の組織であるNUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピットのシリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。以後、同シリーズをはじめ、作品は世界的なベストセラーとなっている。
印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船を発見している。