発売日 2008年02月18日(月)

なぜケータイ小説は売れるのか

著者名:本田 透(著者)

¥700(税別)

ISBN:
978-4-7973-4402-8
サイズ:
2919B434-48F3-4296-90A8-9F65386C1846
ページ数:
240
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・本田 透

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  • ケータイ小説に興味が無い人ほど読むべき一冊

    4.0
    tks

    本田透節が炸裂、独自のケータイ小説論である。「電波男」以降の彼の評論本はすべて一貫している。題材は変わっても、恋愛資本主義社会批判に行き着くのである。今作においても然り。終盤になるとお馴染みの「恋愛資本主義社会批判」が登場し、ケータイ小説から若干話が逸れていく。もちろん、主張はケータイ小説に絡めている、しかし、「別にケータイ小説本で書かなくてもいいじゃん」と思う読者も中には居るだろう。まとめ部分でのこのテイストに読者の評価がわかれるかもしれない。しかし、彼の恋愛資本主義批判に沿った形での物言いは、ある意味外せない定番であり、芸風なのである。僕などは、そのプロレス的なオーバーアクトをメタ的に楽しんでいるクチなので、大いに楽しませてもらった。もちろん、それだけではない。「ケータイ小説七つの大罪」という類型化や、ケータイというデバイスによって内容が変わる、などなど、さすがという指摘がいくつもある(言われてみると納得で目新しい話ではないかもしれないが、それらにきちんと言及しているだけでも僕は評価に値すると思う)。ケータイ小説のガイドラインとしては十分機能しているのではないか。正直言って、本書を読んでもケータイ小説を読む気にはならなかった。この本単独でエンターテイメントとして成立していて、ケータイ小説そのものは読まずとも満足してしまったからである。それぐらい抜群に面白い。逆説的になるが、ケータイ小説に興味が無い人ほど読むべき一冊。

  • 4.0
    藤吉愛理

    本田さんはケータイ小説に排他的のようですし、私もあまり興味がありません。書いてあることが正しいかどうかはともかく、ケータイ小説を知らない私が、現状を把握するには面白く読める本でした。ただ、ケータイ小説を読んだこと無い、私としてはこの新書を読んで、いまいちイメージが湧きづらい点もありました。

  • レビュー対象商品: なぜケータイ小説は売れるのか (ソフトバンク新書) (新書)

    モワノンプリュ

     書名にも明白だが、これは読者のマーケティング的関心に応えようとする本。対象読者は「ケータイ小説を読んだことはないが、『どういうもので、どうして売れているのか』に興味を抱いている人」であり、「ケータイ小説」ではなく「ケータイ小説市場」の入門書だと最初にハッキリ書いてある(p4)。つまりケインズの美人投票よろしく、「対象への関心」ではなく「対象への関心への関心」に照準している。 ただ問題は「ライトノベル派の筆者は『恋空』や『赤い糸』にはまったく共感できず、読みながら何度も本を壁に放り投げたくなる衝動に駆られ」るタイプである点(p235)。本書がイマイチ腰の定まらない印象なのは、これが原因ではないか。 ただ個々の指摘には面白いものも多く、「ケータイ小説はジョージ秋山に似ている」(p98)なんて笑った。ケータイ小説は「文学」ではなく大衆芸能・民間説話の類であり(p178)、Yoshiが他者救済をめざす現代の説教師なのに対して『天くれ』は自己救済の物語だなんて話(p118)には、何となく納得(…どれも未読だが)。 著者によればケータイは活版印刷・インターネットに次ぐ第3の大発明で(p205)、ケータイによるネットへのアクセス増加は二極化・格差の問題ではなくネットの真の大衆化(p176)。ケータイ小説はまだ既成の物語を反復しているに過ぎないが、「あらゆる人間が『物語』を生成することが可能になったという事実は、(中略)80年代以降ずっと続いている閉塞したニヒリズム状況が、これからやがて打破されるという希望に連なっているかもしれない」(p227)らしい。そういえば高橋源一郎もしばらく前の雑誌連載エッセーでケータイ小説に触れ、「明治の小説は大抵こんなだったヨ」みたいなこと書いてたし、「これは実話です」という断りつきなのも近代文学黎明期に似てるかも知れなくて、新しい時代の開幕を予感させなくもない…ような、ないような。 あと、一応言っとくけど、実際のケータイ小説読者が本書を読んで、「ワタシは現実と小説の区別ぐらいついてます! これは娯楽です!」と腹を立てるのは、ちょっと話の筋が違うと思う。だって、ケータイ小説が娯楽になる人とならない人がいるワケで、その娯楽になる構造のことを著者は言ってるんだろうから。

すべての10レビューを表示

  • サイバーパンツ

    一応、ケータイ小説の分析だが、最終的には、二次オタ最高!恋愛資本主義はクソ!な電波男の哲学に収束する。要は、ケータイ小説をダシにしたいつもの本田透である。本田透は、ケータイ小説はクソ!と罵詈雑言吐き散らしたいはずだが、その怒りを抑え、努めて冷静にケータイ小説を読みこんでいく。その過程が深読みしまくりで、真面目なのか小馬鹿にしてるんだか分からないシュールさが出ていて面白い。特に、唐突にジョージ秋山の『銭ゲバ』を持ち出してくる所には笑った。絶対、狙ってやってるだろ。 続きを読む

  • Humbaba

    批判は数多あるものの,ケータイ小説が売れているというのは事実である.そして,お金を払ってでも購入しようとする人がいるということは,少なくともその人達には充分な価値があるものだということである. 続きを読む

  • ささきさん

    ライトノベル作家がケータイ小説について書く、とのことで面白そうだと思って読みはじめた。が、ライトノベルもケータイ小説もロクに読んだことがないのでよく分からなかった。ちゃんと勉強して出直してきます……。 続きを読む

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