
誰かいませんか
うれしい気持ちも切ない想いも、十七文字で伝えられたなら……。
あふれる恋ごころをそっと猫に託してみました。
あまりに小さくて、すぐにどこかに隠れてしまいそうな猫たち。
あまりに短くて、見過ごしてしまいそうな五七五の言葉たち。
写真は、日本全国のご家庭を訪問し、撮影してきた猫さんたちがモデルです。
俳句は、ぜひ猫好きの皆さんにも読んでもらいたい、古今東西の恋の名句が中心です。
お気に入りの一匹、お気に入りの一句を、猫のように気ままに、俳句のように自由に、さがしてみてください。
【著者略歴】
●板東寛司[バンドウカンジ]
1950年神戸生まれ。千葉大学写真工学科卒業後、出版社、映像制作会社勤務を経て、1991年、個人事務所「風呂猫スタジオ」を設立。 猫専門のカメラマン(キャトグラファー)として「ふつうの猫のふだん着の表情がいちばん」をコンセプトに、年間約200匹の猫を撮影する。また、「猫とアート」をテーマにイベントの企画やインターネットサイトの運営などを行うプロデューサーとしても活躍する。公式携帯サイト『ネコマニア』をプロデュース。主な著書に『ねこの肉球 完全版』『となりの猫の晩ごはん―簡単レシピつき写真エッセイ集』 (以上、文春文庫PLUS)、『こねこ・ねんね』(廣済堂出版)など。
●青嶋ひろの[アオシマヒロノ]
静岡県浜松市出身。早稲田大学卒業。1997年よりフリーライター。詩歌文学、舞台芸術、スポーツなどを取材、執筆。編著書に『無敵の俳句生活(俳筋力の会編)』『大人の社会科見学(さのともことの共著)』(以上、ナナコーポレートコミュニケーション)、『little wings 新世代の女子フィギュアスケーター8人の素顔』(双葉社)など。