
トヨタ流「打たれ強い社員」の育て方
企業が成長しているときには、そこで働く社員はあたかも「何でもできる」「できないことなんてない」くらいに強気で攻めることができるが、一旦逆風が吹き始めると急に弱気になり、本来できるはずのことさえ「できない」と思い、挑戦をやめ、急に萎縮してしまう。「根拠のない強気」も困るが、「根拠のない弱気」も困りものだ。
トヨタの黄金期を築いた先人たちは「制約を打ち破る意欲」「困難の中に市場を見出す信念」を説いた。その基礎となるのは「現場現物」。常に「なぜ?」を繰り返し、問題解決を図れる最強社員を育てた。
叩かれて伸びるタフな社員をどう育てるか? 逆風の今だからこそ伝えたい、トヨタ流の社員育成ノウハウ。人づくりと、人を育てる職場づくりのエッセンスがここにある。
【目次】
1章 数字の力で「激しい意欲」を育てる
2章 顧客目線で「必ず売る力」を育てる
3章 危機と変化にさらして「心」を育てる
4章 失敗体験で「尽きない知恵」を育てる
5章 異論と議論で「支え合う習慣」を育てる
6章 現場の熱気で「圧倒的なスキル」を育てる
7章 安心を与えて「私がやります!」を育てる
8章 ガツンと一撃して「改善発想」を育てる