[Si新書]論理的に説明する技術
説得力をアップする効果的なトレーニング法とは
論理的に説明したいと思っても、なにをどうすれば論理的になるのか、わかっている人は少ないものです。本書は、現代にあふれる説明困難症候群の人たち、論理的に説明できない悩みをもつ人たちに、具体的にわかりやすく、改善のポイントと強化のためのトレーニング法を解説します。その大原則は、考えるときはおおらかに、第三者に伝えるときは慎重に、です。身近な事例で誰でも説得力アップの秘訣をマスターできます。本書を読んで、日々実践し、説得力を身につけましょう。
【目次】
第1章 どうして論理的に説明できないのか
第2章 論理とはなにか
第3章 論証とはなにか
第4章 帰納的論証と演繹的論証の違い
第5章 論理的な質疑応答の方法
第6章 問いのブレイクダウン
第7章 「やっぱり」考
第8章 うまくいかない対話の対処
■著者
1950年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。1982年にNorthwestern University Ph.D.取得。現在、早稲田大学文学学術院教授。専門は言語病理学、認知神経心理学。著書に『科学的に説明する技術』(サイエンス・アイ新書)、『議論のレッスン』『論理表現のレッスン』(日本放送出版協会)、『わかりあう対話10のルール』(筑摩書房)、『テキスト現代心理学入門』(分担執筆、川島書店)などがある。