
[Si新書]がんとDNAのひみつ
放射線はどれだけDNAにダメージを与えるか?がんからあなたを守るがん抑制遺伝子とは?
がんは世界中で多くの命を日々奪っている。かのスティーブン・ジョブズの死因もすい臓がんであった。では、なぜがんになるのか? 本書はその疑問を遺伝子との関係から解き明かし、最近脚光を浴び始めたがん抑制遺伝子までを紹介していく。
第1章 遺伝子はつねにダメージを受けている
第2章 遺伝子のダメージと発がん
第3章 ダメージを受けたDNAの修復
第4章 ウイルスによる発がんとがんを発生させる遺伝子
第5章 新しく脚光を浴びはじめたがん抑制遺伝子
■著者:
1955年、北海道に生まれる。薬学博士。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)に。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。帰国後は、生化学、医学、薬学などライフサイエンスを中心とする執筆活動を行う。著書に、『脳は食事でよみがえる』『よみがえる脳』(サイエンス・アイ新書)、『脳地図を書き換える』(東洋経済新報社)、『心の病は食事で治す』『食べ物を変えれば脳が変わる』(以上、PHP新書)、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く』(講談社+α新書)、『ボケずに健康長寿を楽しむコツ60』(角川oneテーマ21)など多数。