発売日 2011年09月15日(木)

彼と人喰いの日常

著者名:火海坂猫(著者) 春日歩(イラスト)

¥590 (税別)

ISBN:
978-4-7973-6698-3
サイズ:
文庫
ページ数:
240
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・火海坂猫

イラスト・春日歩

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  • 絵が良い

    2.0
    中田

    自分は表紙重視で買いました。やはり、表紙だけ・・内容は乱れていてあまりおもしろくなかった。続きを買うきにはならなかったw

  • 4.0
    くまくま

     高校生の神咲十夜が川原で集団リンチをされているとき、謎の幻聴を聞く。その言葉に従って契約をした途端、痛みは消え、気づけば目の前には、美しい少女の姿をした狼の妖・大神黒衣がいた。彼女はその手に、先ほどまで十夜を痛めつけていた少年の生首を持っていた。 十夜が黒衣と交わした契約は、十夜に絶対服従する代わりに、一月に一人、人間を喰わせるということ。別に彼が犠牲者を連れて来る必要はない。ただ指定しさえすれば良い。しかし、もし指定しなければ、彼女が勝手に喰う人間を選んでしまう。 そんな異常な心理状態に叩き込まれた十夜だったが、黒衣が婚約者を名乗って転校生となって来たため、幼なじみの来海立夏がやきもきして近づいて来てしまい、気が気ではない。何せ相手は人喰いなのだ。大切なものほど遠くに置いておきたい。 だが、自分で手を汚すことなく、証拠を残すこともなく人間を消し去る手段を手に入れたということは、あまりにも大きい力だ。その事実は、彼の人生を歪めていくことになる。 ボクは将棋は結構好きだけれど、チェスはあまり好きではない。なにが気に入らないかと言えば、エンドゲームが近づくに連れがら空きになって行くチェスボードだ。自分の邪魔になるものは世界から排除して戻さない。その思想があまり好きにはなれない。 ここで十夜が手に入れた力も、そういうものに近い。たとえ犯罪者や、自分と関係ないものを対象に選んだとしても、その相手が跡形もなく消えたとしても、彼が選んだという事実は消えないのだ。そうして彼は、望まない力を得た代わりに、何よりも望んでいたものを失ってしまう。哀れで仕方がない。

  • レビュー対象商品: 彼と人喰いの日常 (GA文庫) (文庫)

    Amazonのお客様

     時の権力者による粛清を生き残り、現代にあって封印が解けるとただちに国家によってその抹殺を試みられ、政府の役人に「この国の全戦力をあげてもあなたを滅することはできないでしょう」と言わしめる。まるで「妖(あやかし)界の小沢一郎」とでもいうべき実力者と契約した高校生のあれやこれやな話です。 いや、おもしろく読めました。ちょうど、永井豪の伝奇SFの読み切り短編を読んだくらいの満足感はあると思います。 で、なんで星がひとつかというと、主人公の隣家の家庭内事情への介入と解決方法があまりに安易で大雑把に思えるからです。いえね、普通の高校生ならまあいいんでしょうが、この主人公は作中で前述の小沢一郎サンから「それだけの胆力があれば」、「それだけの気骨のある人間は中々おらんぞ」と言わしめているのに何だかなあ、という感じなのです。 自分の好みとしては、悲惨な状況にある当事者の決意と選択といったものが多少なりとも書き込まれていたならば、結末が同じであっても、良くできたホラーを見た後に感じる、何がしかの清涼感のようなものをまとった作品になっていたんじゃないかなー、と何か惜しい気がするので星ひとつにしておきました。 あ、でも自分は2巻買います。期待してるので。

すべての5レビューを表示

  • 半熟タマゴ

    バッドエンドまっしぐらな話なんだけれど、そこまで暗い気持ちにならずスラスラと読めた。想い人ではなく黒衣と共に生きることを選択した十夜の行く末を見届けたい。 続きを読む

  • 空箱零士

    ★★★☆ 力を得る、ということを考えてみる。絶対的な力。名前を書くと人を殺せるノートで新世界の神を名乗った人間もいたけれど。過ぎたる力が人を幸せにすると限らなくて。その力を行使したからといって愛する人が幸せになってくれると限らない。それでも力を捨てるにはあまりに重い罪を背負ってしまった。だから罪を背負って生きる。罪を生み出す力を愛する人の幸福への行使するために生きる。たとえその幸福をその人が感知出来ずとも。力は嗤う。人間は面白いと。力と幸福が必ずしも比例しないのが人間で。だからこそ悲劇は存在するのだから。 続きを読む

  • Yobata

    リンチされ殺されかけていた神咲十夜の頭に「助けてやる」と声が響く。その声に応じると、そこにはリンチしていた三人の死体と一人の女だった。その女は巨狼の人喰いの妖で、「月に一度、人を喰わせる」という契約をしてしまっていた。契約に従い月に一人名目上殺さなければならなくなってしまった十夜。重い悩みに苛まれる事情とはお構いなしに、幼馴染の来海立夏が話しかけてくる…。人喰いと暮らすことになってしまった少年の物語。DEATHNOTEを遣わざるを得なくなってしまったみたいな話。DEATHNOTEの夜神月は積極的に使用し→ 続きを読む