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[Si新書]イヌの老いじたく

臼杵 新:著者 / 伊藤和人:イラスト

年を重ねた愛犬を守るために本当に大切なこと

イヌを飼いはじめたばかりの元気なとき、飼い主のみなさんがイヌの「老い」を考えることはあまりないでしょう。イヌがシニア期に入れば、ふと「いつかこの子ともお別れするときがくるんだな……」と思うときがあることでしょう。でも、そんな思いはすぐに振り払い、「まだ先の話さ……」と考えてしまうことでしょう。しかし、老いは確実にやってきます。なんの準備もしないまま、時間にまかせて年をとらせてしまうのは、決して上策とはいえません。本書ではイヌの老いから目をそらさず、飼い主が後悔しないように、自分でできる最善の「老いじたく」を解説します。

■目次:
第1章 イヌの老いの基礎知識
第2章 老犬がかかりやすい病気と治療
第3章 「老い」がもたらす衰えと対策
第4章 老犬に最適な食餌を考える
第5章 老いに対応させた生活パターン
第6章 衰えが進んだイヌを介護する
第7章 別れのとき

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年2月16日(金)
  • ISBN:978-4-7973-6900-7
  • サイズ:新書/フルカラー
  • ページ数:192
  • 付録:-
①イヌの寿命を人の時間で計らない

イヌの平均寿命は約15歳。日本人の平均寿命は約84歳。イヌの1年は人の5.6年に相当します。もし、あなたやあなたの家族が「あと5年半生きるチャンスがある」と言われても治療をやめますか?

②イヌの老化が現れる主な部位

加齢は感覚器の衰えを引き起こします。また、筋肉や靱帯、軟骨、骨、皮膚なども弱ってきます。がん(悪性腫瘍)が発生する確率も高くなります

③変形性関節症

上の写真は腰椎の変形性関節症。各腰椎の間が「ブリッジ」と呼ばれる変形した骨でつながってしまっているのがわかります。下の写真は正常な腰椎

④老犬の散歩は無理をしない

イヌ自身がよほど行きたがらないかぎりは、散歩から早めに戻りましょう。散歩の距離はイヌによってまちまちですが、私は元気なころの半分ぐらい、あるいはバテ始める距離の7割くらいで切り上げることをお勧めしています

⑤踏み台のイメージ

踏み台はイヌが4本の肢で無理なく立てる広さが必要です。1段の高さはイヌの手首や足首より低く、最悪でもひじやひざより低くしてください。ジャンプするようでは高すぎます

⑥イヌの認知障害の症状

14歳以上だと上の症状が2つ以上あてはまるのは70%。なお、人用のものになりますが、抗酸化作用のあるサプリメント、メラトニンや抗うつ剤を使うこともあります

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著者紹介

臼杵 新(うすき あらた)
獣医師。1974年、埼玉県出身。麻布大学獣医学部獣医学科卒。神奈川県横浜市港北区の野田動物病院、埼玉県さいたま市大宮区内の動物病院を経て、現在、さいたま市桜区のウスキ動物病院院長。主な著書は『イヌを長生きさせる50の秘訣』(サイエンス・アイ新書)。「動物と飼い主の両方を幸せにする治療」がモットーだが、飼い主がペットのためにならない選択をしようとしたときには、はっきり「ノー」ということを心がけている。

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