発売日 2012年09月15日(土)

数学で生命の謎を解く

著者名:イアン・スチュアート(著者) 水谷淳(訳)

¥2,200(税別)

ISBN:
978-4-7973-6969-4
サイズ:
四六/1色
ページ数:
448
付録・付属:
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著者紹介

著者・イアン・スチュアート

訳・水谷淳

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  • 生物数学、数理生物学の概観に(4.0→4.2)。

    4.0
    kirrrry

    数学は苦手ですが、生命科学における数学の必要性を感じていたところ、本書を見つけて評価も悪くなかったので読んでみました。第7章までは、第4章のフィボナッチ数列の項目以外は一般的な生物学の教科書で説明されているような内容(生物学の歴史、顕微鏡の発明、分類学、細胞の構造、メンデルの遺伝法則、DNAの構造・仕組み等)で、生物学を学んだことがある人にとって、目新しい内容はほとんど無いと思います。そのような人は、これらの章を復習程度の気持ちで流し読みしても問題ないと思います。本書の面白さはそれ以降の章にあると思います。木構造、ウイルスと多次元空間、歩行運動や幻覚のパターン、DNAの結び目とタンパク質折りたたみのトポロジー、動物の縞模様とチューリングモデル、対称性の破れ、ゲーム理論、クラスター分析、ネットワーク、ロジスティック方程式、カオス、セルオートマトン・・・。数学的な考え方や手法を使って、生物学の問題にいかに取り組むことができるかを様々なトピックを交えながら説明しています。様々なトピックを浅く広くといった感じで、複雑な数式はほとんど出て来ないので、数学が苦手な人でも読み進められると思います。個人的には、地球外生命体について書かれた第18章も天文学的に論理的に議論されていて興味深く読めました。

  • 4.0
    AKITO77

    この本は自然や生命の美しさや必然性を数学的に解説した科学書です。動物・海水魚の模様、貝の模様、砂丘の砂による縦、横模様のでき方など数学的に解説しています。また最後には通常のダーウィン進化論をゲーム理論(じゃんけんを例に)を応用することで、より進化論のポイントがわかりやすくなるように書かれています。自分も進化論に対する認識の甘さにより、どっきりさせられました。この本を手にとって、生物学にどの様な数理科学が関与するのか、勉強するきっかけになれば、、、と思います。

  • 「生物学は、21世紀数学の最前線になるだろう」は本当か?

    5.0
    beta

    数学者の手になる本とは思えないほど幅広い(数理)生物学の話題を扱っている。動物の走り方に関する著者独自の研究結果を扱った11章などを除けば、全体として、他の研究者の広範な成果をきれいにまとめた本である。植物に出てくるフィボナッチ数列やロジスティックモデルのカオスなど、どこかで聞いたような話題も結構あるが、それなりに新しい話を各分野から集め、その歴史的由来まで説明した手腕には脱帽だ。同所的種分化と異種的種分化の違いや、DNAのエピジェネティックな制御などは、“一般向けの啓蒙書”というレベルをかなり超えているような気もする。個人的には、18章の地球外生命体に関する議論がいかにも数学者らしく、論理的で面白かった。結局、生物学が現代の物理学と同じようなレベルで数学的にきれいに定式化される日は来ないんだろうな、というのが正直な読後感である。よく知られているように、数学で独自に発展した分野(微積分や群論など)が後に物理に応用された例はたくさんあるが、生物においてそれを期待するのは無理なようで、かなりがんばって個別の生物学の問題にテーラーメイドで手法をひねり出す、という感じを受けた。まあ、それでも今後の数理生物学の発展にわくわくさせられるので、読んでいて楽しいのは確か。よって星5つ。

すべての7レビューを表示

  • absinthe

    面白い。前半は生物学の歴史のおさらいでそれから最近の数学と生命のかかわりについて詳細が書かれている。最近まれに見る良書だと思う。ただ、やや駆け足で数学の細部の(あたりまえだが)掘り下げは浅いが、それでもabsintheにはやや難易度が高かった。まったく普段数学の本を読まない人には難しいと思われ、逆に数学知識豊富な人には浅すぎるかもしれない。この著者を数学者と認識していたが、数学以外にこれほど造詣が深いとは驚いた。 続きを読む

  • 壱萬弐仟縁冊

    2011年初出。 数学の役割はもっと創造的であるべき(014頁)。 9Cには、衰えた視力を補うために「読書石」 が使われていた。透明なガラスを磨いて片面を 丸くし、もう片面を平らにしたもの。 文書の上に置き、文字を見た(019頁)。 望遠鏡と顕微鏡は16C後半に 人類にとって世界の認識を拡大、 縮小させた(020頁)。 アントニ・ファン・レーウェンフックは 血液は円盤状物体から成り、 毛細血管内を流れていることを発見(021頁)。     続きを読む

  • 書斎六尺

    生命の様々な振る舞いや生命内部での化学変化を数学モデルを駆使して解明しようとする。この様な本は科学の最先端に触れ、今の問題点を知る事も出来好奇心を満足させてくれる。現代人のうち約4%がネアンデルタール人の男性と原生人類の女性を介して伝えられたネアンデルタール人由来のDNA配列を持っているのには驚いた。この本に登場する数学が多少分かっているとより面白く読めるのだが。昔読んだ複雑系・カオス理論を思い出しながら読む。進化の事。新種への分化。生命をどのように定義するかその難しさ。更に地球外生命を考えるのも面白い。 続きを読む

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