発売日 2019年08月22日(木)

生物の中の悪魔
「情報」で生命の謎を解く

著者名:ポール・デイヴィス(著者) 水谷淳(訳)

¥2,400(税別)

ISBN:
978-4-8156-0159-1
サイズ:
46判
ページ数:
328
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・ポール・デイヴィス

物理学者、宇宙生命学者。
1970年代以降、物理学や量子学に関する本を、一般の読者に向けに多く執筆しており、日本でも『タイムマシンのつくりかた』(草思社)など、10冊以上が翻訳されている。

訳・水谷淳

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  • kindle版は固定レイアウトです

    1.0
    alex_____

    Kindle版を買ってしまったら本をスキャンしたかのような固定レイアウトだった。文字が小さくて読めない。これは不良品だが返品もきかない。内容以前の問題である。

  • 情報科学としての生命科学

    5.0
    X

    個人的には、こうした視点での生命科学展開が好きです。生命のロジック:細胞内シグナル伝達、遺伝子発現を計算機における情報処理のアナロジーととらえ、思考=論理回路⇒人工遺伝子回路⇒合成生物と展開、大腸菌、免疫細胞をハックし医療応用する未来の医学。そして、完全なる人工生命=分子ロボットの開発へと。。。計算機と細胞、根底では似ている点も多いと思うし、計算機の急激な進化によって、計算機と生命の距離は今後どんどん縮まる予感がします。計算機=人工オートマトン∽生命=自然のオートマトン

  • 情報の観点から見た生命の誕生と進化。

    5.0
    ooooo

    タイトルにある『悪魔』とは、マクスウェルの思考実験に登場する悪魔の如く、情報を処理し、秩序を生みだす生命の中の諸システムを指している。本書は、生命がいかに高い熱力学的効率を持って、分子の無秩序状態から首尾一貫した組織構造を生みだしているか、様々なレベルで解説している。個人的にもっとも読みごたえがあったのは、生命誕生以前の原初、非生命である分子がいかにして秩序だった生命になりえたかを考察したエピローグ。『宇宙の法則は生物を誕生させるように調整されてはいないが、もっと幅広い、複雑な情報処理システムを生みだすには有利に働くかもしれず、その典型例が生命である』、という主張には深く納得させられる。作者は過去の著作である『幸運な宇宙』や『宇宙に隣人はいるのか』等においても、『非生命から生命に至る自己組織化を促すような法則が存在するはずである』、と繰り返し述べているが、本著ではそれが情報というキーワードを通し、より踏み込んで書かれている。生物学と物理学、どちらに興味がある人にもおすすめできる。

すべての7つのレビューを表示

  • やいっち

    既に、「ガンの始まりは、多細胞し始めた時から。多細胞化するメリットはあったからだが、同時に単細胞の細胞にはストレスも。本来は細胞は、どんどん分裂し増殖したい。が、多細胞体を構成する以上は、その能力が封印されるか、制約される。つまり、細胞たちは、常に隙あらば勝手に増殖しちゃうのだ。進化の淵源を辿ることから、ガンの治療法を探る研究も」とか、「進化の樹で、かなりの分枝でガンが発生している。その一方で多細胞体なのに発生していない分枝も」などと書いた。 続きを読む

  • evifrei

    熱力学(エントロピー)・量子力学を中心にした物理学と生命の関連を説く。中でも意識・時間について書く最終章と、癌と生物についての記述が特に面白い。著者の仮説によると、癌は現代病ではなく生物の進化の過程の最初期から存在していたものだとする。観察によるとヒドラなどにも癌がみられるそうだ。このことから、癌とは現代の遺伝子の自己増殖禁止の命令に背き、原初の単細胞生物時代の遺伝子の目的であった増殖を繰り返す事だけを念頭にした古代への回帰を目指す病変であると示す。量子生物学や脳の統合情報仮説など他書籍の示唆にも富む。 続きを読む

  • DEE

    個々の分子の経路を追跡できる。そのような仮想上の存在をマクスウェルは悪魔と名付けた。この本はその悪魔を介して生命の謎を情報で結びつけようとしている。 たぶんこれで大きく間違ってはいないと思う。かなりタフな内容で歯が立たないところも多かった。これはひとえに自分の知識と読解力のなさが原因であり、様々な理系学問を網羅する、わかる人にはたまらないのかもしれない。でもなんとなく想像できるところだけでも世界の深淵さは垣間見れると思う。 続きを読む

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