発売日 2018年07月14日(土)

数学の歴史物語
古代エジプトから現代まで

著者名:ジョニー・ボール(著者) 水谷淳(訳)

¥2,700(税別)

ISBN:
978-4-7973-9628-7
サイズ:
四六/1色
ページ数:
520
付録・付属:
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著者紹介

著者・ジョニー・ボール

1938年生まれのイギリス人テレビ司会者。1970年代からおもにBBCで、子供向けに科学を伝えるテレビ番組のホストを務めている。教育活動にも積極的に関わっている。数学や科学に関する著書も多数。邦訳としては『目で見る数学――美しい数・形の世界』、『続・目で見る数学――数と単位で広がる世界』(いずれも、さえら書房)がある。http://www.johnnyball.co.uk/

訳・水谷淳

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  • “本物の”数学者「イアン・スチュアート 絶賛」

    5.0
    アホ ロートル(環虚洞)

    著者は、数学者ではない。なんら学位を持たないばかりか、スタンダップ・コメディアンだという。〈日本で言ったら北野武のようなものだろうか〉と(「訳者あとがき」)にはある。いわゆるアマチュア数学者である。それでも、(本書「はじめに」)、幼少のころから数学に多大な関心をもってきた様子が記される。後に、テレビ界に呼ばれBBCに出演し、さらにはコメディ番組、子ども向け番組のテレビ台本を書くようになる。人気が出て〈冠番組を持つとしたら何をやりたいかと聞かれて、即座に「数学の番組さ!」と答え〉、みんなを唖然とさせる。そうして、〈番組『シンク・オブ・ア・ナンバー』が始まり、その第1シリーズは英国映画テレビ芸術協会賞を受賞した〉という。そういう著者ならではの書籍と本書はいえる。そうとう数学的に深く突っ込んだ内容も示され(数式も出てく)るが、オモシロイ。コメディーを見聞きするようにとまでは言えないが、ユーモアを多分に感じる。そもそも、人々の数学への恐怖心を取り除くのが著者の執筆動機であり、数学は大海のようなもので、その奥深さと驚きを知ることを望んでいる。そして、数学の大海に一緒に飛び込むようにと著者は誘う。誘うにあたってアインシュタインの言葉を引用しもする。それは、〈7歳の子供に説明できなければ、本当に理解していることにはならない〉というものだ。いくらなんでも7歳には無理だと思うが、その心意気は伝わってくる。内容をひとことで言うなら、数学が人間生活のさまざまな分野にどのような影響を与え、逆に与えられて発展してきたか、とまとめられそうだ。著者自身の言葉にしたがえば、〈数学や科学や技術、芸術や音楽、建築や工学がすべて、数々の偉業を懸ける壮大なリレー競争を通じて発展してきたことを伝える〉である。今日、数学のある解法の仕方を知っていても、その背景的な知識を知らず機械的にそうしている場合も多い。本書からは、その数学的背景だけでなく、そもそもそのようなアイデアが浮かんだ当時の事情まで見えてくる。だから、歴史に関心ある方もおおいに楽しめる。たとえば、哲学者プラトンに関する記述で〈アカデメイアの入口の上には「数学を知らない者は入れさせるな」という言葉が掲げられていた。プラトンにとって数学は、天界のことを調べて説明するための道具〉とあり、アリストテレスに関する記述には、〈アカデメイアでプラトンに学んだが、紀元前347年に師が世を去ると、この学び舎では数学ばかりで哲学が十分に教えられていないと不満を訴えてアテナイを離れた〉とある。そして、そのアリストテレスにあまり評価されていなかったキオスのヒポクラテスが、その「原論」にある〈2本の直線を使ってさまざまな種類の基本的数学演算をおこなう方法(三数法)をおそらく史上はじめて思いつき、その大きな威力に気づいた〉ことにふれて、その実例を示した後、〈この2つの例があまりに有用だったため、およそ2000年後にデカルトはこの両方を、偉大な著作『幾何学』(第12章を見よ)の冒頭に挙げた。デカルトが幾何学と代数学を結びつけたことが、ニュートンやライプニッツに着想を与え、間接的に産業革命を引き起こした。礎となる数学がなかったら、蒸気機関やそれ以降のあらゆる技術は発展しなかっただろう(p058)」とある。“本物の”数学者「イアン・スチュアート 絶賛」と書籍・帯にあるが、ナルホドと思う。

  • あまり面白くありません

    2.0
    nihonjinobq

    内容は多様であり、興味あるものばかりなのだが……読んでいて面白くないんだよね、面白くないがゆえに何度も放り出したくなった。なぜかと考えた。理由は簡単、文章、言い回しが面白くない。同じことを語るのにもっと構成を考え、上手な表現、言葉使いを工夫すればよかったのにと思う。具体的に言えばアイザックアジモフの科学エッセイのような洒脱な表現をすればよかったのに。これは翻訳のせいではなく原文が面白くないんだろうなあと思う。解説によると著者はテレビ番組で数学の解説をして有名になったというから、そのゼスチャーとかボディランゲージあるいは話法によることが大きいのではないかと愚考する。しかし話し方が上手いからそのまま文章にすれば良いわけではなく、読んで面白くなければ困る。有名なブログを本にして発行する例もあるが、本を読んで面白いと思うものはあまりない。ブログやウェブサイトの面白さと書物の面白さは違うのだ。そういう観点では評価できない。数学の歴史を知りたいという場合には参考になるだろう。

  • 人間臭い数学

    3.0
    アメセル

    現代数学を俯瞰してみたい、という人には向かない。ただ、現代数学に詳しい概説書は、それ相応の数学的知識が求められ、結局難解になる。ド文系でも何とか読める、という点では、本書の編集もなかなか味がある。古代ギリシア時代の数学にかなりのページを割いている。インド、イスラムの数学、中国の数学などにもしっかり触れている。本書の山場は、ライプニッツ、ガリレオ、ニュートンといった時代の記述だと思う。本書の目的は数学の各分野の理論状況をかいつまんで説明することにあるのではない。人類の知の歩みにおいて、どのような人間がどのような時代背景で研究していたのか、を示すことにあるのだと思う。数学とは、なかなか人間臭いものだ。

すべての4つのレビューを表示

  • MrO

    時代的には近代数学の誕生くらいまで。書かれている事柄そのものにそれほど新鮮味があるわけではないが、筆者の経歴が特筆。数学が得意で大好きだった子供時代から、空軍へ、さらにコメディアンとなり、数学の楽しさを発信する番組の制作を行なっている。たけしのコマネチ大学数学科を連想する。イギリスでも数学と聞くだけで思考を停止する人が多いようだが、文系、理系などというわけのわかならない区分がいまだ健在の日本でこそ、必要とされる一冊だろう。 続きを読む

  • Masayuki Sugimoto

    数学の歴史物語、とあるけど、自分としては世界史の本として、今まで知らなかったことを改めて知ることができた。数式の部分は…ちょっとスキップ。 続きを読む

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