
[Si新書]次元とはなにか
0次元から始めて多次元、余剰次元まで、空間と時空の謎に迫る!!
私たちは3次元の世界で生きている、といわれる。しかしそれは本当だろうか? 近年では5次元や11次元という多次元まで展開し、その存在がさらにつかみづらくなっている。そこで本書では次元の基礎概念から最新の理論までを図を交えくわしく解説していく。
第1章 0次元から1次元の世界へ
第2章 2次元の世界
第3章 3次元の世界
第4章 3次元から4次元時空へ
第5章 姿を現した5次元空間
第6章 ひも理論と多次元宇宙
第7章 人間はブレーン宇宙の住人?
あとがきとしての終章
著者:
新海裕美子
東北大学大学院理学研究科修了。1990年より矢沢サイエンスオフィス・スタッフ。科学の全分野とりわけ医学関連の調査・取材と執筆・翻訳を行うほか、全記事の誤謬をチェックする。共著に『始まりの科学』(サイエンス・アイ新書)、『兎はウサギの形になりたがる』『自然界をゆるがす「臨界点」の謎』、『ノーベル賞の科学』の物理学賞編、生理学医学賞編、化学賞編(技術評論社)などがある
ハインツ・ホライス
物理学教師から科学ジャーナリストに転向。ドイツの科学雑誌編集長を経て1990年より矢沢サイエンスオフィス・ヨーロッパスタッフを兼ね、多数のノーベル賞学者などにインタビュー。たびたび来日して日本の科学技術を取材しドイツのメディアに掲載。南アルプスや丹沢山塊を歩き、ヨーロッパ自転車旅行を行い、2008年インド→中東→ドイツまで1万キロをインド製オートバイで走った。2010年には本州横断。
矢沢 潔
科学雑誌編集長などを経て1982年より科学情報グループ矢沢サイエンスオフィス(矢沢事務所)代表。内外の科学者・研究者、科学ジャーナリスト、編集者などをネットワーク化し、30年あまりにわたり自然科学、医学(人間と動物)、エネルギー問題、経済学、科学哲学などに関する情報・執筆活動を続ける。長年アメリカやヨーロッパを取材。一般向け科学書、医学書など編著書数十冊。