発売日 2010年02月16日(火)

[Si新書]大量絶滅がもたらす進化
巨大隕石の衝突が絶滅の原因ではない?絶滅の危機がないと生物は進化を止める?

著者名:金子 隆一(著者)

¥952(税別)

ISBN:
978-4-7973-4407-3
サイズ:
2919B434-48F3-4296-90A8-9F65386C1846
ページ数:
232
付録・付属:
-

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著者・金子 隆一

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大量絶滅がもたらす進化"]
  • 読む価値はあります

    4.0
    Kindleユーザー

    生物進化に纏わる諸学説を、見通し良く纏めてくれますので、頭の中がスッキリと整理されます。まずは進化の視点をミクロ・メソ・マクロと分け、メソとして進化論の諸説、ミクロとして遺伝子レベルで進化を語ることについて、その歴史と現状について、判り易く説明してくれます。ダーウィン、今西錦司、木村資生、グールドの位置付けが良く判りました。そして、マクロとして、地質学・古生物学における五大大量絶滅が詳述されます。その要因の諸説が取り上げられますが、マントル・プリューム説は新鮮であり、充分に納得出来るものでした。また、酸素を含んだ大気は、安定状態の惑星にとって不自然な存在であり、酸素は光合成生物の老廃物であり、究極の環境汚染物質であるという視点は、実に斬新でした。

  • 難しく情報量豊富な話ですがサラリと読めます。

    5.0
    A. rhombeus

    「恐竜は中生代白亜紀末の大質量隕石の落下により滅亡した」。これほど世間と(良識ある)科学者の間で認識の乖離の激しい話はあるまい。進化はダーウィン理論だけでは説明できない面が多々あるのに、世間はこれも万能理論として受け入れています(例の食傷気味のキリンの絵と共に)。大量絶滅も進化もそんな単純なモノじゃないんだよ!という話をとても分かり易く説明してくれるのがこの本です。実は大量絶滅と進化がある意味表裏一体である事に驚きつつ「そう言えばそうやな〜」と古生物ファンなら思うでしょう。そういった話を遺伝子の補足説明を交えつつ、分かり易くテンポ良く読める金子さんの技は健在です。あっと言う間に読めますんで古生物好き、雑学好きの方お薦めです。

  • こういうトンデモ本が一般の方に誤解を与える

    1.0
    エルンスト・マイア

    今や,最先端で白亜紀末の大量絶滅を研究している研究者にとっては,全く迷惑かつ困った本である.白亜紀末の大量絶滅の原因が小惑星衝突であることは,世界の最先端の研究者にとっては,もう議論する余地のない当たり前の事実なのである.従って,昨年(2010年),世界最高水準の学術誌Science誌上において,世界最高の頭脳の12カ国41人による共同論文が発表されたのである(Schulte et al., 2010, vol.327, p.1214-).そこでは,何故マントルプリュームの噴火が大量絶滅の原因ではないと考えられるか,はっきりと述べられている.この本の著者・金子氏は,K-T境界(現在では,正しくはK-Pg境界)より30万年前に小惑星が衝突したとするKellerらの研究を信じきっているようだが,この説は既に多くの研究者によって棄却されている(いきさつの詳細は,後藤和久,2005,地質学雑誌,vol.111, p.193-).また,K-T境界後にも恐竜が生き残っていたと書かれているが,出典も明示されていないし,元になったであろう文献に記述されている大型の卵の化石は,後に鳥の卵であったことが研究者によって判明している.今,一番旬でバリバリの真の科学者による恐竜絶滅論争の最前線のレビューは,岩波書店が出している「科学」という雑誌に,昨年9月に掲載された(高橋昭紀・後藤和久,2010,恐竜絶滅研究の最前線,vol.80, no.9, p.945-953).真の科学を学びたい方は,それらを読んで勉強すべきであると思う.

すべての9つのレビューを表示

  • テツ

    科学的、生物的な専門知識は皆無だけれど太古の地球で起きた大量絶滅の話がとても好き。様々な要因で地球を闊歩する強い生物が死滅して空いた場所を新たな生物が占領していくことが繰り返され、地球に誕生した生命の種はこの瞬間まで延々と受け継がれてきた。個人の生と死。種としての生と死。そして遥か未来に必ず訪れる地球上の生命の滅亡。記されている新たな学説などを目にして感心すると同時に、偶然に依って(もしかしたら何か巨大な存在の意思によって)容易く滅亡してしまう我々が生きることにどんな意味があるんだろうと考えてしまう。 続きを読む

  • 文章で飯を食う

    はじめにで、ショウジョウバエの継代飼育により進化と思われる変化が示される。ショッキングなエピソードである。その後も進化と大量絶滅に対する、現在の多くの知見が語られる。知的な満足が得られて面白い。そして、最終章では大量絶滅の原因が追求される。今まで白亜紀末、恐竜絶滅の原因とされた隕石の衝突が主犯では無いとされる。もしかして、トドメの一撃かも知れないが、その前から、恐竜の滅びは始まっていたのだ。進化もすごいが、学問の進化のスピードアップもすごいものである。 続きを読む

  • 鐵太郎

    恐竜絶滅の原因は、約6500万年前に落下した巨大な隕石による地球環境の激変である、と言う説があります。物理学者ルイス・アルバレスとその息子で地質学者のウォルター・アルバレスの提唱したもので、今やほぼ例外なくこの説が人口に膾炙されて定説のようになっています。しかしそれが本当に正しいのか、という反論をメインにして、地球の歴史上起きた様々な生物の大量絶滅について解説したのがこの本。弱肉強食・適者生存が進化の流れではない。強い者が他を圧倒して生き残るのではない、など、いろいろと蒙を啓かせてくれる楽しい本でした。 続きを読む

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