
[Si新書]大量絶滅がもたらす進化
巨大隕石の衝突が絶滅の原因ではない?絶滅の危機がないと生物は進化を止める?
最初の生命が地球に誕生してから、全生物の70~90%以上が死滅した大量絶滅が5回も起こっているという。また生物学者の約70%が、大量絶滅が進行中と見ているという。大絶滅が起こった原因と、生物がどう危機を乗り越え進化してきたかを検証する。
第1章 古典的「進化」像の確立
第2章 進化とは本当に「生存競争」の結果なのか?
第3章 進化を進める要因としての大量絶滅
第4章 大量絶滅の原因について考える
■著者紹介
1956年兵庫県神戸市生まれ。中央大学卒。サイエンスライター。生命史、宇宙科学、近未来技術など幅広いジャンルの著作をもつ。代表作に『新世紀未来科学』(八幡書店)、『知られざる日本の恐竜文化』(祥伝社)、『哺乳類型爬虫類』(朝日新聞社)、『軌道エレベーター 宇宙に架ける橋』(早川書房・石原藤夫と共著)など多数。有限会社コンタクト主催。