
ぞわぞわした生きものたち
古生代の巨大節足動物
昆虫の共通の祖先と断言できる化石は未発見であり、昆虫の進化にはまだまだ謎が多い。本書では、その謎を解明するため、節足動物の起源、最初の上陸、空への進出、現在生昆虫の系統発生などを、各種の不快な昆虫のエピソードも織り交ぜつつ解説する。
第1章 節足動物
第2章 三葉虫
第3章 ウミサソリ
第4章 陸上鋏角類
第5章 多足類
第6章 六脚類
■著者:金子隆一
1956年兵庫県神戸市生まれ。中央大学卒。サイエンスライター。生命史、宇宙科学、近未来技術など幅広いジャンルの著作をもつ。おもな著書に『大量絶滅がもたらす進化』(サイエンス・アイ新書)、『新世紀未来科学』(八幡書店)、『知られざる日本の恐竜文化』(祥伝社)、『哺乳類型爬虫類』(朝日新聞社)、『軌道エレベーター 宇宙に架ける橋』(早川書房・石原藤夫と共著)など多数。有限会社コンタクト主催。