過去からの殺人者
同窓会に集まった女性たちのまえで、20年前に人気者の男子高校生が殺害された事件の真相が明らかに……人気作家が3人の女性の視点から描く話題のロマンティック・サスペンス
リサ・ジャクソンは『ロザリオとともに葬られ』など、サスペンスの名手として人気ですが、本書はそのジャクソンと「狼たちの休息」シリーズのビバリー・バートン、RITA賞受賞歴もあり、心理サスペンスを得意とするウェンディ・コルシ・ストーブが共著で書いたロマンティック・サスペンスです。
プレイボーイのジェイクが何者かに殺されてから20年。忌わしい過去を封印して、それぞれの人生を送っていた同窓生たちが、卒業後はじめての同窓会のために集まることになります。ところがジェイクの殺人犯がふたたび目覚め、ひとり、またひとりと犠牲者が……同級生ばかりを狙う犯人の目的は?
本書は3部に分かれており、それぞれの作家がジェイクをめぐる3人の女性の視点から描くユニークな構成になっています。
リサ・ジャクソンのスピーディな展開、ウェンディ・コルシ・ストーブの巧みな心理描写、ビバリー・バートンの緻密で叙情的な筆致という三者三様の魅力を一度に味わえるこの作品にご期待ください。