
大聖堂-果てしなき世界(中)
発売1年で350万部突破 世紀のベストセラー 日本上陸
キングズブリッジを未曾有の危機が襲う!
マーティンは橋の修復を依頼されるが、元親方は修道院長と手を組んで彼から仕事を奪いとった。折りしも、カリスはキングズブリッジを自由都市にする運動に携わるが、税金の徴収ができなくなることを恐れた修道院長の陰謀により、魔女裁判にかけられてしまう。
生きのびるためにカリスは修道女の道を選ぶが、失意のマーティンは町を去り、建築の修行にフィレンツェに移ることを決意する……
■著者
ケン・フォレット Ken Follet
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表。同書は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞、ベストセラー作家としての地歩を築いた。その後も『大聖堂』や『レベッカへの鍵』など、発表する作品はすべてベストセラーとなっている。1989年に発表された『大聖堂』(ソフトバンク文庫)は、全世界で1500万部以上のセールスを記録、著作のなかでもっとも売れた作品となった。本書は、18年後に発表された『大聖堂』の続編にあたり、初登場で全米ベストセラー第1位を獲得。発売後1年あまりで世界で350万部の売り上げを記録、世界27カ国で出版が決定するなど大きな話題となっている。
■訳者
戸田裕之(とだ・ひろゆき)
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業。主な訳書に『針の眼』ケン・フォレット(東京創元社)、『ネームドロッパー』ブライアン・フリーマントル(ともに新潮社)、『雪の狼』グレン・ミード(二見書房)。他多数。