
[Si新書]天体写真でひもとく宇宙のふしぎ
皆既日食にまつわる3つの偶然とは?楕円銀河は共食いで太る?
最新鋭の望遠鏡が撮影したさまざまな天体。ニュースなどで目にする、これらの銀河や星団、星雲たちが、実に個性的な姿をしていることに、驚かれることでしょう。星に魅せられ、天文学のスポークスマンを務める著者が、これまでに明らかになった宇宙の造形の秘密について、天体写真を駆使して解説します。美しい写真にどんな星の物語が隠されているのか。その秘密を探る130億光年の旅にでかけましょう。
第1章 太陽系のふしぎ
第2章 銀下系のふしぎ
第3章 銀河のふしぎ
■著者紹介
1960年、福島県会津若松市生まれ。東京大学卒、理学博士。現在は、自然科学研究機構国立天文台准教授、天文情報センター長、アーカイブ室長、総合研究大学院大学准教授。太陽系小天体の観測的研究のかたわら、最新の天文学の成果をメディア、講演、執筆を通してやさしく伝えるなど幅広く活躍。おもな著書に『夜空からはじまる天文学入門』(化学同人)、『ガリレオが開いた宇宙のとびら』(旬報社)、『新しい太陽系』(新潮社)、『太陽系大地図』(共著、小学館)などがある。