本書は、これからデジタル一眼レフカメラで鉄道写真をものにしたい人のための、現場で役立つ超実践的な撮影ガイドブックです。列車そのものを美しく撮りたい、列車がカッコよく走る風景を撮りたい、という要望に対して、初心者向けに解説します。
鉄道ファンの中でも、撮り鉄と呼ばれる人が大勢いるのは、風景を切り裂いて疾走する列車そのものが、魅力たっぷりの存在だからでしょう。新幹線や特急だけではなく、各駅停車や通勤電車、路面電車なども、時々刻々と変わる光の中で多彩な表情を見せてくれます。ただ、デジカメを列車に向けてシャッターを切っても、思ったようなショットがいつも撮れるとはかぎりません。なぜなら、走る列車は見た目以上にスピードがあり、高速シャッターを切らなければぶれてしまうものだからです。本書は、鉄道写真を撮り続けてきた著者が、実践の中であみだしたテクニックも含めて、鉄道撮影のイロハを図解と写真入りで解説します。