
魔法の夜を公爵と
背が高く、ひっこみ思案のソフィーは、ハンサムな公爵のグレアムに対して叶わぬ恋心を抱いていた。しかし、グレアムが没落寸前の公爵家を救うため、資産家の娘との結婚を考えていると知り、彼をあきらめて自分も夫を探そうと決意する。そんなソフィーの苦しみを知る、ロンドンきっての仕立て屋は、すばらしいドレスを仕立てるとともに、徹底したレッスンで彼女を優雅な女性へと変身させた。生まれ変わったソフィーは舞踏会で旋風を巻き起こし、グレアムをも虜にするのだが……。RITA賞ファイナリストの描く、波乱のシンデレラ・ストーリー。
■著者:セレステ・ブラッドリー(Celeste Bradley)
ヒストリカルを中心に数多くのロマンス小説を発表、ベストセラー作家となる。RITA賞に二度ノミネート、《ロマンティック・マガジン》最優秀ヒストリカル・ストーリーテラー賞を受賞。本書はリージェンシー時代のイングランドを舞台に、曾祖父の遺言に従って公爵との結婚をめざす三人の従姉妹たちを主人公にした〈The Heiress Brides〉三部作の第3作にあたり、RITA賞の最終候補作に選ばれた。