
わたしだけの公爵を探して
子孫の女性のうち最初に公爵と結婚した者に全財産を遺す――風変わりな曽祖父の遺言から、牧師の娘フィービーは社交界デビューを果たす。ある舞踏会でフィービーは魅力的な貴族の息子レイフと意気投合し、恋心を覚える。翌日、彼の家から結婚の申し込みがあった。しかも彼は、いずれ公爵となるはず! フィービーは喜んで結婚を承諾する。が、求婚相手はレイフの兄で、彼こそが未来の公爵だった。レイフへのつのる思いと、公爵との結婚のあいだで揺れ動くフィービーの決断とは? RITA賞ノミネートの人気作家が贈る、ロマンティック・ヒストリカル シリーズ第1弾。
セレステ・ブラッドリー Celeste Bradley
ヒストリカルを中心に数多くのロマンス小説を発表、ベストセラー作家となる。Fallenでリタ賞ノミネート。本書はリージェンシー時代のイングランドを舞台に、曾祖父の遺言のせいで、公爵との結婚をめざす三人の従姉妹たちを主人公にした〈The Heiress Brides〉三部作の第一作にあたる。