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「サフラン」
▶収穫期:秋(晩秋)
▶利用部位:メインはメシベ。オシベも使える。スパイス界のセレブリティー。花期にも葉が茂る。朱色のメシベが高級スパイス。ハーブティー、サフランライス、リゾット、スープなど広範囲に活用できる。新鮮なサフランティーは簡単で風味絶佳。メシベ6~9本をティーポットに入れてお湯を注ぐだけ。心の奥まで温まる。
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「キツネノボタン」
《《《 有毒 》》》
茎や葉にまばらに白い産毛。黄色の花には光沢あり。セリ、ヨモギの群落に混ざって生える。誤食すると胃腸の粘膜を刺激して腹痛、下痢を起こす。セリ摘みのときにうっかり一緒に収穫・摂取することが意外と多い。
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「ヤマエンゴサク」
▶収穫期:春
▶利用部位:若葉・花花色は淡いスカイブルー。葉の形は地域などによって変異が多く、一定しないため、とにかく花のない時期の採取は避ける(ほかの有毒なエンゴサクと混乱しかねない)。若葉はお浸しやサラダに。花もサラダや酢の物として。
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「コヒルガオ」
▶収穫期:春・夏
▶利用部位:若葉・花花のサラダ、花の天ぷら。根茎は天ぷら、煮物で。ヒルガオも同じように利用可能。
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「マルバアメリカアサガオ」
《《《 食用にならない 》》》
花色は淡く透明な青紫。萼が5裂し長い毛が密生。茎にも毛が生える。野辺で帰化するアサガオたちは多彩におよび、葉の形、萼の毛の有無に注目すると識別が容易になる。
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「マメアサガオ」
《《《 食用にならない 》》》
とてもちいさい可憐な種族。ピンクや白のおちょぼ口をちょんちょんとあしらう様子がとても愛くるしい。これも帰化植物で、耕作地やその周辺の荒れ地で見られる。
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「ヤマトリカブト」
《《《 有毒 》》》
[特徴] 葉が大きい(10cmほど)。葉に柄がある。茎や葉に目立つ毛はない。致死毒。
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「ニリンソウ」
[特徴] 春に花が咲き、夏に枯れる。葉に柄がない。山菜として愛されるが、花のない時期、若芽のときはヤマトリカブトと間違えやすいので特に注意が必要。慣れないうちは避ける。もっとおいしい雑草・山野草はいくらでもあるのだから。
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「ゲンノショウコ」
[特徴] 葉は3~5cmほどとちいさく、切れ込みが浅い。うぶ毛が多く生える。健胃、整腸、下痢・腹痛の緩和、ときに強壮剤として活躍しているが、ゲンノショウコのつもりがトリカブトを採ってしまう事故が少なくない。こちらも慣れないうちは避ける。