
[Si新書]日本の火山を科学する
日本列島津々浦々、あなたの身近にある108の活火山とは?
108もの活火山がある火山列島日本。しかしその周辺には火山活動によってつくられた独特な地形や自然が広がっており、私たちの目と心を楽しませてくれるのも事実である。そこで本書では、日本の火山の科学的な特徴から魅力までを膨大な写真とともに解説する。
第1章 火山を知ろう
第2章 北海道の火山
第3章 東北日本の火山
第4章 中央日本の火山
第5章 伊豆の火山
第6章 西日本の火山
第7章 九州の火山
■著者:
神沼克伊(かみぬま かつただ)
1937年生まれ。国立極地研究所ならびに総合研究大学院大学名誉教授。東京大学大学院理学研究科修了後に東京大学地震研究所に入所し、地震や火山噴火予知の研究に携わる。1966年の第八次南極観測隊に参加。1974年より国立極地研究所に移り、南極研究の第一人者として活躍。二度の越冬を含め公務で15回も南極へおもむく。おもな著書に、『みんなが知りたい南極・北極の疑問50』(サイエンス・アイ新書)、『地球環境を映す鏡 南極の科学』(講談社ブルーバックス)、『旅する南極大陸』(三五館)、『地震学者の個人的な地震対策』(三五館)などがある。
小山悦郎(こやま えつろう)
1946年生まれ。1965年、東京大学地震研究所浅間火山観測所入所。1966年、東京大学地震研究所霧島火山観測所赴任。1970年、ふたたび東京大学地震研究所浅間火山観測所勤務となり、現在に至る。浅間山とともに40年、この間、日本中の火山の観測に携わり、火山の写真を撮り続ける。南極の火山観測にも参加。2010年3月第17回「震災予防協会賞」受賞(地震および火山活動に起因する災害の予防軽減や地震工学の発展にいちじるしく寄与したことが認められた)。