発売日 2014年08月12日(火)

[Si新書]長大橋の科学
夢の実現に進化してきた橋づくりの技術と歴史をひもとく

著者名:塩井幸武(著者)

¥1,200(税別)

ISBN:
978-4-7973-6200-8
サイズ:
新書/フルカラー
ページ数:
224
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・塩井幸武

塩井幸武(しおいゆきたけ)
1941年に岩手県に生まれる。1963年、東北大学工学部土木工学科を卒業。同年、建設省に入省後、東北地方建設局、道路局、土木研究所、本州四国連絡橋公団、関東地方建設局、東京湾横断道路株式会社などを経て八戸工業大学構造工学研究所教授となる。現在は同名誉教授。著書は『見直しが求められる耐震設計』( 総合土木研究所)、『橋梁構造の基礎知識』(鹿島出版会)など多数。

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長大橋の科学"]
  • 橋の歴史と構造力学の基本概説

    4.0
    LAW人

    本書は、日本を始め古今東西の著名な、あるいは構造上重要な橋を取り上げつつ、橋の歴史と種類、構造力学及び最新技術と建設動向を概説するものである。このページの上の「商品の説明」にあるように、具体的には「この人類の歴史にも等しい橋とのかかわりを、技術的な観点から……歩道橋から長大橋まで……橋の歴史やエピソードなど」まで纏めたものである。普段は私のような素人ではなかなか知る機会にない、橋の歴史や種類・分類、構造力学、技術的特徴、建設工法などまで網羅し、写真やイラストを多用した一般向けの手頃な書籍は希少ではないかと思われる。そうした点では本書はユニークであり、世界の様々な橋の技術的解説は評価される。ただ私見を言えば、些か専門性が強く一部の技術的概念や工法などの解説が抽象的であるため、私のような工学の素人には時として理解の覚束ないトピックも存在する。もう少しテクニカル・タームや技術面の丁寧な解説が欲しい。構成・内容はこのページの「登録情報」最下段の「目次を見る」をクリックすればトピック詳細が表示されるので、本稿では取り上げない。第1章では総論的な概説(歴史・技術)があり、第2章以降では主として橋桁の構造上の分類により、アーチ橋、桁橋、トラス・ラーメン橋、吊り橋、斜張橋などで古今東西の実在の橋を取り上げて、技術・工法、特徴などを解説する。最後の「下部工」では、基礎・橋脚・橋台の技術・工法等の解説を展開する。ヨーロッパ等に観られる歴史性豊かな「石造アーチ橋」、具体的にはローマ時代の遺跡から長崎眼鏡橋のほか、最新の世界最大長の吊り橋の「メッシナ海峡大橋」(156頁ほか:現在建設中で最大支間長は3300m予定)など、興味深いトピックが多い。個人的には「(π型)ラーメン橋」と「桁橋」の相違が今一つ判りにくい印象があったので調べたところ、前者は桁と橋脚等が一体構造になったものであるらしい(と思う)。また前述のように、ケーソン工法(197頁以下)や坑基礎(201頁以下)などのトピックでは、イラスト図解も小さく抽象性(専門性)の高い解説(専門用語)が続くので、私のような素人では些か理解に覚束ないところもある。全体的に観れば、国内外の著名な実在の橋をトピックに取り上げて、豊富な写真とイラスト図解により、構造的・技術的解説で纏めた本書はユニークな橋の図鑑と言えよう。

  • 4.0
    素啓

    最近は類書が多くなってきましたが、この本はコンパクトに纏められているので、少ない時間で長大橋の技術の大まかを摑むことができると思います。入門書としては好書と言えるでしょう。

  • 橋の技術の進歩を、豊富なビジュアル資料と共に解説

    4.0
    Edgeworth-Kuiper-Belt

    橋を支える技術について解説した本。新書ながらオールカラー。左ページが解説、右ページが写真や図といった資料中心の構成。以下のように、橋の発展と基本構造をまず説明した後に、種類別に特徴を説明し、最後に橋を支える下部について集中的に扱うという章立てとなっている。第1章 橋の成り立ち第2章 アーチ橋第3章 桁橋第4章 トラス橋・ラーメン橋第5章 吊り橋第6章 斜張橋第7章 下部工圧縮力や引張力や曲げモーメントやねじりモーメントといった力学面からの話や、トラスなどの構造の違い、材質、工法、といった幅広い話が取り上げられている。特に、長大化を支えてきた昨今の技術の進歩について意識して焦点が当てられている。また、様々な橋の写真が掲載されていて、目を楽しませてくれる。橋に関する本は過去に2、3冊読んでいる。本書は、コンパクトな新書サイズに、それほど専門的過ぎないように、しかし幅広く要点がきちんと押さえて書かれている上に、最新の情報をきっちり網羅しながら、ビジュアル面もよく考慮されて作られており、なかなか良い本だと思った。

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