発売日 2011年12月16日(金)

[Si新書]科学でわかる男と女になるしくみ
ヒトの性は、性染色体だけでは決まらない

著者名:麻生一枝(著者)

¥952(税別)

ISBN:
978-4-7973-6210-7
サイズ:
新書/フルカラー
ページ数:
216
付録・付属:
-

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著者・麻生一枝

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科学でわかる男と女になるしくみ"]
  • 生物学の知識がなくても十分に理解でき、かつ、最新の研究結果まで含まれている良書

    4.0
    nobuoka

    肉体的な男女差はもちろん、性自認や性指向が生物学的要因によって決定される、ということが生物学の研究結果に基づいて述べられている書籍です。- 肉体的な性分化には男性ホルモンが大きく関与している- 男性を好きになるか女性を好きになるかといった性指向を脳の神経回路が司っており、その性分化にも男性ホルモンが関与していると考えられている- 男性ホルモンの分泌量が通常より多い場合や、男性ホルモンに対する感受性が通常より低い場合など、遺伝的な性と異なる性に肉体や脳が性分化しうるというような話が詳しく書かれています。私が持っている生物学の知識は中学生レベルなのですが、表紙や挿絵を見て受ける 「わかりやすそう」 という印象通り、生物学の知識がなくても理解しやすく、躓くこともなく読み進めることができました。 一方で高度な内容が含まれていないのかというとそうではなくて、多くの論文が引用されていますし、2011 年の論文もいくつか引用されていて最新の研究結果が含まれているようです。 まだ研究室に所属していない大学生で性分化などの分野に興味のある人は、本書をとっかかりに色々と論文を読んでみても良いのではないでしょうか。高度な内容がわかりやすくまとめられた良書だと思います。

  • 5.0
    mutantmogura

    性の分化は、実に謎に包まれている。本書はその謎を科学的に解説した真面目なものであり、けっして興味本位のものではない。性別には男女の二種類しかない。しかし、その間のいわゆるグレーゾーンというものがある。それには、胎児期における心の性分化と体の性分化の時期の違い、が関与している。これが分かると、いわゆる「オネエキャラ」タレントと性同一性障害の違いというものが理解できる。また、社会的な性別、いわゆるジェンダーのことや、発達の男女差などまでが本書では述べられている。しかし、本書で著者が最も強調したいことは、おそらく巻頭の身体と精神の性別のズレ、というあたりだろう。本叢書はイラストが多く用いられており、本書もまた色鮮やかな、そしてかわいいイラストが多数掲載されている。そのため、人前で読むのは結構恥ずかしい。満員電車などでは少々開きづらい。しかしそれに反して、その内容は性分化について真摯に、そして分かりやすく解説されている。自分の性を理解するために、また異性を理解するために、本書は必読である。また、さまざまな理由でグレーゾーンにいる人たちを理解するためにも、本書はよい助けとなる。性に対する違和感がアブノーマルなものと切り捨てられないために、という著者の姿勢が非常によく分かる一冊である。

  • レビュー対象商品: 科学でわかる男と女になるしくみ (サイエンス・アイ新書) (新書)

    のぶくん

    表紙自体からみると子供や学生向けの様に見えますが、内容は結構濃いものだとおもいます。親子で話してみるのにはとても良い本ではないでしょうか。ある意味タブー視されてきた題材の話が多い気がしますが、偏見や差別になりかねないので中学生ぐらいにはある程度理解しておいてもらいたい事が多いです。中学生や高校生の副読本としてつかい、考える機会をあたえてもらえると良いと思います。もし、男女の性別がどの様に出来るか理解出来ていない方がいたら一度読んで観る事をお薦めします。図やイラストも多く、ある程度医学的な部分もふくまれ、と言って難しすぎない内容なので読みやすいと思います。但し、ある程度理解している方の場合物足りないと感じるかも知れません。私はやはり親子や夫婦、恋人と読んで話す題材にするのがベストだと感じました。こんな本は珍しいと思いますので、星は満点にしました。

すべての22レビューを表示

  • 性別はどう決定していくかを根底に生物学、科学の分野から詳しく解説した本。後半はインターセクシャルについて触れ、いかに人の性別が性染色体だけでは決まらないかを図解つきで詳しく書かれている。性別が判別しにくい外性器を持って生まれた人ばかりではなく、二次性徴期に乳房が膨らみ始めた男子や、外見は男性でも精巣と卵巣を持っていたり、女性として育って結婚もし、不妊の検査で子宮と卵巣がなく、性染色体検査では男性と判明する場合もある。とにかくここに書ききれないくらいの多種多様のパターンがあり、(コメント欄に続く⇒ 続きを読む

  • おりぜる@新書等の積読あと500冊!

    これは良い本だ。人間の心や体の性がどのようにして決定されるのか? 多数の科学的データを交えて、現在の知見をていねいに解説。 データや説の出典がきちんと載っていることに好感が持てる。 男女の中間に位置するインターセクシャルについて紹介しており、性別や性差とは何だろうと考えさせられた。 続きを読む

  • kikorinnoie☆

    「性」について知りたい、正しい知識を得たいと思った。 体の性・心の性(性自認)・性指向について解説され、これらがどのように決まっていくのかを受精卵~出生、出生後の発達と段階を経て、多くのイラストと共に解りやすく書かれている。 人の性染色体はXY・XXの2種類だけではなく様々な組み合わせがあるし、性分化には複雑に性ホルモンが関与し、生まれ持つ生殖器官(内性器・外性器)も男型・女型の2種類ではない。 『人の性分化のしくみには、さまざまな性を生みだす機構が備わっている(著者)』 その言葉が納得できる一冊だった。 続きを読む

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