
真サムライガード メイド剣士参上……っていうか、惨状!?
「なんだ、色気のねぇぱんつだな、嬢ちゃんよ」
「どわぁぁぁっっ!?」
背後から、それも至近距離から声をかけられ、どころかお尻を撫でられ、愛香が跳び退った。
それが、今回の警護対象となる、城山堂格、その人だった。
絶対領域の九割が大解放。腕を大きく動かすと谷間どころか胸の頂点までポロリとこぼれそうな――
課長に促され、渋々セクハラメイド衣装に着替えた愛香が見たのは想像以上に悲惨な自分の姿だった。
「おかしいでございましょう! どうしてわたくしだけがコレなのでございます!?」
隣には正統派メイド衣装を着た毬藻の姿。思わず抗議する愛香だが――。
ことの始まりは徳川清海を護りきったご褒美にと招待された温泉旅行。
しかし、そこで待ち受けていたのは、温泉だけでなく(セクハラ)メイド衣装を纏っての警護任務で!?
これは可憐で健気な侍少女達の物語。
真サムライガード、ここに開演!