最後の初恋
「ずっと前から、ぼくは人生に足りないものがあると思って生きていた。
それが何かわからなかったが、いまはわかっている」
夫に裏切られて離婚したエイドリアン。介護が必要な父親と三人の子供を抱え、現実と将来への不安に押し潰されそうだった。
一方、医師として仕事中心の生活を送ってきたポールは人生を見つめなおし、エクアドルにいる息子のもとへ旅立とうとしていた。
冬の嵐がロダンテを襲った夜、二人は、人生で初めての真実の愛に気づく……。
『きみに読む物語』のベストセラー作家が贈る、永遠の愛の物語。2008年映画化作品。
■著者:
ニコラス・スパークス Nicholas Sparks
さまざまな職業を経験した後、1996年に『きみに読む物語』(ソフトバンク文庫)で作家デビュー。同書は全米で600万部を超すベストエラーとなった。その後も『メッセージ・イン・ア・ボトル』、『きみに想う夜空に』など、すべての作品が全米ベストセラーの上位にランクイン。本書は2002年に発表され、全米で300万部を超えるセールスを記録。世界28カ国で出版され、2008年に映画化された。
雨沢 泰 あめざわ やすし
早稲田大学文学部卒。英米文学翻訳家。主な訳書に『みにに読む物語』ニコラス・スパークス(ソフトバンク文庫)、『きみを想う夜空に』ニコラス・スパークス(エクスナレッジ)、『マンハッタンを歩く』ピート・ハミル(集英社)、『白い闇』ジョゼ・サラマーゴ(NHK出版
)。他多数。