さまざまな気象の写真をピックアップし、持ち歩きやすいハンドブック形式にまとめた1冊。
雲の形から種類を判別できるほか、写真で紹介した気象をどのような条件で見られるのか、
一般的な条件をアイコンで表示している。
本書を片手に天気のおもしろさを実際にその目で確かめてみよう。

■第1章 雲の基本形（10種雲形）
巻雲（すじ雲）／巻積雲（うろこ雲、いわし雲）／巻層雲（うす雲）／高積雲（ひつじ雲、まだら雲）／
高層雲（おぼろ雲）／乱層雲（あま雲、ゆき雲）／層雲（きり雲）／層積雲（うね雲、くもり雲）／
積雲（わた雲、にゅうどう雲）／積乱雲（にゅうどう雲、かみなり雲、かなとこ雲）
■第2章 季節と場所で変わる雲（雲の見方）
春の天気と雲／夏の天気と雲／秋の天気と雲／雲量／雲の発生／海の霧／日本海の雪雲／
湖と雲／雲海／飛行機からの雲／集中豪雨／レンズ雲／ベール雲／乳房雲／放射霧／
ゲリラ豪雨／ちぎれ雲／工場と雲／飛行機雲／消滅飛行機雲／ジェット気流の雲
■第3章 太陽光がつくる空の彩り
青空／飛行機からの青空／気圧／紫外線／天文薄明／市民薄明／朝焼け雲／
グリーンフラッシュ／日の出／光芒／サンロード／薄明光線／湖沼に映る空／赤い夕日／
夕焼け／夕焼け雲／ダイヤモンド富士／地球影／影富士／日暈／幻日／光環（光冠）／
サンピラー（太陽柱）／虹／2本の虹／過剰虹／白い虹（霧虹）／環天頂アーク／環水平アーク／
彩雲／ブロッケン現象
■第4章 不思議な気象現象
風／関東の砂嵐／黄砂／雨すじ／雪の降り方／積雪／雪結晶／あられ（霰）／ひょう（雹）／
凍雨／雨氷／アイスモンスター（樹氷）／霜／霜の華／霜柱／シモバシラ／ぼたん雪／つらら／
しぶき氷／流氷／シガ／氷河／空振／落雷／稲妻／スプライト／上位蜃気楼／下位蜃気楼／
火山噴火／火山灰／火映現象／月の出／ムーンロード／月夜の雲／流星／
光柱／大気光／オーロラ

■著者： 武田康男
1960年東京生まれ。東北大学理学部地球物理学科卒業後、千葉県の高校教諭（理科）、
第50次日本南極地域観測越冬隊員（気水圏観測）を経て、現在、日本教育大学院大学客員教授、武蔵野大学非常勤講師。気象予報士。気象写真家。
著書に『楽しい気象観察図鑑』『空の色と光の図鑑（共著）』『世界一空が美しい大陸 南極の図鑑』『すごい空の見つけ方』『すごい空の見つけ方2』（草思社）、『雲と暮らす。』『デジタルカメラによる空の写真の撮り方』（誠文堂新光社）、『天気の自由研究』（永岡書店）などがあり、監修本も多数。