悔いのない人生
死に方から生き方を学ぶ「死生学」
◎「縁起でもない!?」ことを考えよう!
人生で後悔したくなければ、〈死に方〉を学びなさい。
誰もが逃れられない死。しかし、長寿社会で生きる現代人は死を遠ざけ、希薄化し、死に対してもはや不感症になりつつある。
古典からの叡智をひもときつつ、死を意識し、考えることは、すなわちより〈よく〉生きる方法を見つけることにもつながるのだ。
現代人が失ってきた〈死生観〉を取り戻し、いつかくる〈その時〉にも備える!
■目次:
はじめに 〈死〉を考えることが最大の自己変革につながる理由
第1章 死の孤独と距離を置く
吉田松陰の「留魂録」 ~処刑前日に書き終えた魂魄の叫び
第2章 悔いのない最期を迎える
『葉隠』、三島由紀夫の『葉隠入門』 ~現代にも役立つ武士の死生観
第3章 老いと上手に付き合う
貝原益軒の『養生訓』 ~長寿社会における真の養生とは何か
第4章 病とともに生きる
正岡子規の『病床六尺』、堀辰雄の『風たちぬ』 ~病を得たからこそわかる価値
第5章 その瞬間まで精神を保つ
V・E・フランクルの『夜と霧』、『きけわだつみのこえ』 ~極限状況の生が教えてくれること
第6章 遺してゆく人々のために
西郷隆盛の『西郷南洲遺訓』ほか ~家訓に学ぶ現代にも通じる遺言の心得
第7章 死者の魂に思いを馳せる
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』から最古の文学『古事記』まで ~物語から読み解く霊的な旅