
おすすめのポイント
長い人生、必ずといっていいほど訪れるのが「逆境」です。「逆境を経験したことがない」という人はほとんどいないでしょう。この逆境でくじけてしまう人と、糧にして一回り大きな人間なる人がいます。この違いはどこにあるのでしょうか? そもそも人は、そう大きな違いがあるわけではありません。違うのは逆境のとらえ方なのです。本書では、多くの実験から明らかになっている「逆境に負けない技術」を科学的に解説します。
■目次:
第1章 逆境を突破する基本の「キ」
第2章 「最善主義者」になる技術
第3章 打たれ強くなる技術
第4章 いつでも「前向き」になれる技術
第5章 失敗から立ち直る技術
第6章 逆境でも「やる気」を高める技術
第7章 「絶望」に飲み込まれない技術
第8章 今すぐできる「回復」の技術

「レジリエンス(復元力)」を身につける
誰でもプレッシャーを感じるが、それをエネルギーに変えられるかどうかが、その人間のレジリエンスを左右する

心の中に「緩衝力」を育てる
とてつもない変化に対応できた種だけが生き延びた。「力の強さ」「体の大きさ」「繁殖力の高さ」などは関係なかったと考えられている

自分の気持ちを優先させて人生の軸を持つ
「他人に嫌われたくない」という気持ちから「断れない人」になってしまうと負のスパイラルに陥る

最適な「興奮レベル」に入る
意識的に中間レベルの興奮状態に入れる選手は、高いパフォーマンスを安定して発揮できる

逆境は成長の糧と考える
逆境を「成長の糧」と考えられる人は強い。そうすることで逆境に負けないだけでなく、成長できるからだ

柔軟な思考を持つ
他人の基準ではなく、自分の基準を持つ。いわゆる世間体は気にしない。また、「こうでなければダメ」と考えず、逆境には臨機応変に対応する

今すぐ「完璧主義」と訣別する
完璧主義者は失敗を恐れるあまり、小さくまとまってしまう傾向がある。強すぎる自尊心を守るために挑戦を避ければ、そこに成長はない

「最善主義者」を目指す
失敗に打ちのめされることなく、紆余曲折しながら次につなげていくことが、成功への本当の「近道」である

前向きな人と交流する
「アラメダ研究」(Breslow and Berkman、1983)でも、社会的に孤立している人は孤立していない人に対して男性で2.3倍、女性で2.8倍も死亡率が高いという結果が出ている
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