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[Si新書]地球とは何か

鎌田 浩毅:著者

日本はなぜ自然災害が多いのか
地球の過去を知り、人類の未来を知る!

武田信玄曰く「動かざること山のごとし」と。しかし、この言は地球科学的には正しくありません。なぜなら、日本列島のみならず世界の五大陸自体が移動を繰り返してきたからです。これは「大陸移動説」として地球科学の中心課題となりました。

日本列島では、東日本大震災のような巨大災害が定期的に起きます。巨大地震と活火山に囲まれた日本列島に住むためには、地震と噴火に対する正しい知識を持つことが大切です。そして、いかにして安全に暮らすかを、日本人の一人ひとりが考えなければなりません。そのためにも地球科学の知識はきわめて重要なのです。

過去の現象を解析することで、確度の高い将来予測ができることから、地球科学には「過去は未来を解く鍵」というフレーズがあります。地球科学は、人間が地球の長い歴史の中でどう生き延びてきたのかを、自ら見つめ直すために必要な知識を与えてくれます。本書は地球について現在わかっている最先端の知識を分かりやすく紹介する、地球科学の決定版入門書です。

■目次:
第1章 地球の誕生
第2章 地球の内部構造
第3章 プレート・テクトニクスという考え方
第4章 地球環境はどのようにできたか
第5章 世界遺産で見る地球の歴史
第6章 日本列島と人類の歴史と気候の変動
第7章 地球の鉱産資源とエネルギー資源

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年7月14日(土)
  • ISBN:978-4-7973-9319-4
  • サイズ:新書/フルカラー
  • ページ数:224
  • 付録:-

著者紹介

著者・鎌田 浩毅

理学博士。1955年生まれ。筑波大学附属駒場高校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省(現・経済産業省)を経て1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科授。2021年より京都大学名誉教授および京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授。 主な著書に『火山噴火』(岩波新書)、『富士山噴火と南海トラフ』(講談社ブルーバックス)、『揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義』(角川新書)、『知っておきたい地球科学』(岩波新書)、『京大人気講義 生き抜くための地学』(ちくま新書)、『首都直下地震と南海トラフ』(MdN新書)がある。Youtubeで公開の「京都大学最終講義」の再生回数は106万回を超えている。

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