はしゃぎながら夢をかなえるか、苦労して夢をかなえるか

世の中には苦労して、頑張って、夢をかなえる人がいます。そういう人の教えを聞くと、苦労して、頑張って夢をかなえることになります。一方、世の中には全然頑張らないで、ラクして、子どものようにはしゃぎながら夢をかなえてしまう人もいます。どちらがよくて、どちらが悪いということではありません。「自分がどれを選びたいか」だけの問題です。選べるんです、自分で。はしゃぎながら夢をかなえる道も、苦労しないとかなえられない道も。ラクに夢をかなえるには、やり方があるんです。そのルールさえ知っていれば、すごく楽しくゴールが決められます。その方法を、この本を読んでくださった方だけに、こっそりお伝えしたいと思います。
セルフイメージを高めることが夢をかなえる最初の鍵

夢をかなえたいなら、まず大切なのは心構え、マインドセットです。つまり「楽しく」。出発点は「楽しさ」。ゴールも「楽しさ」。山の頂上にたどりつくのに、断崖絶壁をひいひい言いながら登ってもいいし、お花畑を見ながら、ラクして登ってもいい。どんなかたちであれ、自分が選んだ通りの人生を歩いているだけなんです。
その「やりたいこと」は本当か、自分に聞いてみる

セルフイメージが低い人は「セルフイメージを高める」のではなく、「高めて何をしたいのか?」「何を感じたいのか?」にフォーカスしたほうがいいと思います。自分で自分にどんな扱いをするか=社会が自分に対する扱い、と覚えておきましょう。「自分は本当は何をやりたいのか」がわかれば、それに向けて迷わず進むことができます。
自分にOKを出すと不思議な力学がスタートする

セルフイメージが大切なのは、自分の自分に対する扱い=社会から受ける自分への扱い、だから。成功して、認められたいなら、自分で自分を認めることが大事です。要するに、どこまで自分自身にOKを出すのかということ。ダメな自分でもOK、失敗した自分でも愛される、とわかると、失敗がこわくなくなります。
ほめられることにOKを出そう

自分をほめてねぎらうと、「受けとれる人」になる。「受けとれる人」になるには、とにかく自分をねぎらう、ほめる、ほめ倒す。そしてほめられる自分にOKを出し、素直に受けとる練習をするのです。順番はこうです。自分をほめる(認める)→すると人のこともほめるようになる(認めるようになる)→すると人からもほめられる(認められる)。
うまくいっている人のフィルターは愛にあふれている

怒りの根っこには「何かを守りたい」とか「こうあってほしい」という理想や愛情があります。同様に、悲しみの根っこには「大切だから」という愛、イライラの根っこには「こうしたい」という意欲。いまあるフィルターをピカピカに磨いて「ネガティブなものに隠れている美しいもの」に変換できる翻訳辞典みたいなものを作っておきましょう。
縦向きの「ものさし」を横向きに置いてみよう

縦にして見ていた「ものさし」を横にします。上とか下をなくして、右左にすると一喜一憂してたことから自由になります。「こつこつ真面目がいい」と言われていた人は、いままで目盛りを1ミリでも上にしようと頑張っていたわけです。そうすると親の優劣で見る判断に翻弄されることなく、自分の夢や目標を見られるようになります。