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音声と文字の乖離を解消する!
appleという語を、音声で聞いたときと目で見て読んだときで違う音韻表象をつくってしまい、リスニングとリーディングが乖離した状態(図上)と、それが大量の音読トレーニングを経て一体化した状態(図下)。外国語を習得するためには、まずはこの乖離を解消することが何より大切です。
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音読が言語習得に効果的な理由
音読という行為には、外国語習得を成功に導く4つのキーポイント、つまり(1)インプット処理、(2)プラクティス、(3)アウトプット、(4)モニタリングのすべてが含まれており、これらの多重処理プロセスが言語能力を向上させてくれます。
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音読の語彙力アップ効果
音読によって生じる音韻ループには、「潜在記憶の形成」や「潜在学習」を促す効果があることがわかっています。つまり、繰り返し音読することによって、いつの間にか英語の語彙・構文を自然に習得している、これが音読トレーニングの持つプラクティス効果です。
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スピーキングの認知プロセス
上の図は、スピーキングの認知モデルの概要を示したものです。ごく大雑把に言えば、スピーキングは「概念化」「言語化」「調音」の3つを瞬時に実行するプロセスであり、これを知っておくことが、スピーキングに対する音読の効果を考えるときに重要になってきます。
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学習時間とVersantスコアの推移
AIによるVersant英語テストのスコアデータから、学習時間と平均スコアの推移を示したのが上の図です。ほぼ使える英語をマスターするためには、大学までの英語学習時間にプラスして、さらに1000時間程度のトレーニングが必要ということがわかります。
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リード&ルックアップのススメ
音読トレーニングをしている中で、気に入った表現を含む文や文章に出会うことも多いと思います。そのようなときは、リード&ルックアップの練習をして暗誦するとよいでしょう。このタスクは、音読から再生、暗誦への橋渡しになる活動です。